『家庭教師のトラコ』で14年ぶり遊川和彦作品出演 中村蒼、年を重ねてからの変化と気付き
「橋本さんとご一緒できてよかった」
ーー主演の橋本愛さんとは現場でもコミュニケーションを取られていますか?
中村:そんなにたくさんのことを話すわけじゃないのですが、ときどき会話しています。トラコは3つの顔を持って3家庭に教えるのに加えて、福多といるときのトラコもまた違う。いろんな顔を持つ役を演じられているので、どういう感じでやっているのか一度聞いたことがあります。でも、橋本さん自身も「いやあ、大変です(笑)」みたいな感じで。「始まってますけど、正直どうしていいかわからないところもあって」とおっしゃっていたので、みんな試行錯誤しながらやってるんだなと思いました。
ーーひょうひょうとしている印象ですかね。
中村:そうですね、あまり表には出さない感じです。僕も、いろんな人とすぐ打ち解けるタイプではないので、ゆっくりゆっくり(距離を詰めていく)という感じです。
ーーお二人は2016年の映画『バースデーカード』でも共演されていますね。
中村:映画、そして2年前ぐらいには舞台でもご一緒しています。当時の映画では、橋本さんは10代だったと思うので、やっぱり大人になられて雰囲気が変わったように感じます。明るく、オープンになっているような気がします。もちろん橋本さんに限らず、なかなか10代でオープンな人って少ないですけど。当時から主演もやられていろんなものを背負わなきゃいけないこともたくさんあっただろうし、大変だったと思います。でも今は余裕というか、そういうものを背負えるような風格も出ていて、より頼もしくなっていると感じます。
ーー変化を感じられているんですね。
中村:橋本さんは10代のときから監督と「このシーンはこうした方がいい」とか、「もっとこうしたら良くなるんじゃないか」といった話をされていました。だから、こうしてまた橋本さんとご一緒できてよかったなと思います。今の現場でもスタッフの方とよく話をされていますね。
ーー中村さん自身はトラコという女性についてどんな印象をお持ちですか?
中村:実際にあんな人いるのかってくらいミステリアスですよね(笑)。ミステリアスなのもいいですけど、個人的にはミステリアス過ぎるよりは普通の方がいいですね。なんてことない楽しいこととか、そういうのを共有できる女性がいいなと思います。
ーー確かに現実ではなかなか想像できない設定の役ですよね。
中村:トラコは、子供たちに「生きていく上には何が必要なのか」ということを教えていきます。それだけ聞くと“いい人”に聞こえると思います。でも、もっと深い部分を知っていくと、本当にいい人なのかどうかわからなくなる。トラコの野望は後半にかけてわかっていくんですが、最初はトラコのことを知れば知るほど、わからなくなっていきます。
ーー遊川さんの脚本の面白いところですよね。トラコの内面が明かされていくのが楽しみです。
中村:いわゆる、「何を教えてあげているかわからないけど、実は良い家庭教師でした」というのが一般的なドラマですが、そこからさらに展開があるのが、このドラマの面白いところだと思います。また、そんなトラコに福多がどうしてここまで尽くすのかということにもちゃんと理由があるので、これからの放送も楽しみにしてもらえたらいいなと思っています。
■放送情報
『家庭教師のトラコ』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00~23:00放送
出演:橋本愛、中村蒼、美村里江、細田佳央太、板谷由夏、鈴木保奈美、加藤柚凪、阿久津慶人
脚本:遊川和彦
チーフプロデューサー:田中宏史、石尾純
プロデューサー:大平太、田上リサ(AX-ON)
演出:伊藤彰記、岩本仁志
制作協力:AX-ON
制作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/torako/
公式Twitter:@torako_ntv
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