『家庭教師のトラコ』本気の気迫が伝わる橋本愛のアクション “5千円の正しい使い方”とは

『家庭教師のトラコ』橋本愛のアクション

 橋本愛が主演を務めるドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)が、7月27日に第2話を迎えた。

 家庭教師・トラコ(橋本愛)は、3つの家庭から家庭の教師を依頼され、“家庭の教師“の授業をしていく。その3つの家庭は、富裕層の上原家、中間層の中村家、貧困層の下山家と分かりやすく収入に大きな開きがある。今作の大きなテーマは「お金」。中村家を舞台に「1万円で幸せになる方法」をレクチャーした前回に続き、トラコが下山家で教えるのは「5千円の正しい使い方」だ。

 家庭教師・トラコ(橋本愛)は、3つの家庭から家庭の教師を依頼され、“家庭の教師“の授業を行っていく。その3つの家庭は、富裕層の上原家、中間層の中村家、貧困層の下山家と分かりやすく収入に大きな開きがある。今作の大きなテーマは「お金」。中村家を舞台に「1万円で幸せになる方法」をレクチャーした前回に続き、トラコが下山家で教えるのは「5千円の正しい使い方」だ。

 下山家では母・智代(板谷由夏)が、1人で定食屋『万福亭』を切り盛りしている。小学6年生の息子・高志(阿久津慶人)は素直で成績優秀な智代にとって自慢の息子だが、彼が学校でいじめに遭い、毎日のようにカツアゲされていることを母は気づいていなかった。高志が店のレジから5千円札を抜き出すところをトラコが目撃するところから、授業は本格的にスタートする。

 カツアゲ相手のゲームの課金に消えようとしている5千円。そいつらにとってみれば、たかが5千円かもしれないが、下山家にしてみれば智代が自慢の角煮定食を汗水流して25食(定価850円、利益200円の計算)を売って稼ぐことのできる大切なお金である。父・満男(丸山智己)の裕福な家庭環境との違いに揺れながら、高志はやがて「5千円の正しい使い方」の自分なりの答えを見出していく。

 いじめっ子たちから取り返した5千円で高志が買ったのは、母親への花束だった。いつも明るく笑顔で振る舞う智代も、裏では仕事へのストレスを抱えている。その苦労を知った高志が母親に贈る感謝のしるしだ。そして、もうひとつトラコが高志に伝授したのが、喧嘩の勝ち方である。下山家で熱血家庭教師を演じているトラコはそのままの勢いで、河川敷でカツアゲをしている高校生を相手に高志への課外授業を敢行。先制攻撃の頭突きに、蹴り、そしてパンチをもらい、「大切なのはいくらやられても相手から目を逸らさないこと」と鋭い眼光で“本気“の姿勢を身を持って示していく。演じる橋本愛の気迫が伝わるシーンだ。トラコの嫌いな言葉の2つ目「しょうがない」をスイッチに、諦めることなく立ち向かっていく勇気を高志は教わり、いじめっ子から5千円を奪い返すことに成功する。

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