新垣結衣&神木隆之介と初共演 城桧吏が語る『ゴーストブック おばけずかん』の貴重な経験
「大人が知らないベストセラー」として知られる童話シリーズ『おばけずかん』(講談社)を、『ALWAYS 三丁目の夕日』『DESTINY 鎌倉ものがたり』の山崎貴が監督を務め映画化した『ゴーストブック おばけずかん』が7月22日より公開されている。どんな願い事も叶えてくれる一冊の本=“おばけずかん”を手に入れた4人の子供たちの1人、主人公の一樹を演じたのは、『万引き家族』『約束のネバーランド』などの城桧吏。オーディションから撮影に至るまでの秘話や、初共演となった新垣結衣、神木隆之介らとの共演について話を聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】
想像以上だったおばけたちとの“共演”
ーーVFXがふんだんに使用されたファンタジー大作となりましたが、完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
城桧吏(以下、城):おもしろかったです! 本当に想像以上のVFXで。景色やお化けたちの表情がすごかったです。
ーーおばけたちとのシーンは、実際に彼らはその場にはいないけれど、いる体で行われたわけですよね。
城:そうですね。難しかったのは間違いないんですが、それもそれでまたおもしろかったです。今回、それぞれが演じるキャラクターについて、紙に書き出してみんなで発表しあう場が撮影前にあったんです。台本を読んだ上で、自分が演じる役がどういうキャラクターかをみんなに共有して、次は「太一から見たら一樹はこういう人」というように、他の人から見たそれぞれのキャラクターを教えてもらったりして。そういうふうにみんなで考えながらキャラクターをつくっていったんですが、それはすごくいいやり方だなと思いました。
ーーそういうやり方は初めてだった?
城:はい。もちろん監督から「一樹はこういうキャラクター」と言われることもありましたが、紙に書き出して共有するというやり方が新鮮でしたし、それによって4人の結束力が強くなった部分もありました。
ーー小学生役のメインの4人は今回オーディションで出演が決まったんですよね。
城:オーディションはいくつか組があったんですけど、僕は(柴崎)楓雅と同じ組だったんです。楓雅とは『約束のネバーランド』で共演していたので、お互い認識していて「久しぶり!」みたいな話をしていたんですけど、実はサニー(マックレンドン)も同じ組で、同じ組の3人揃っていたのが奇跡だなと思いました。
ーーオーディションに受かって一樹役を演じることが決まったときはどういう心境でしたか?
城:ビックリしたのもありましたけど、安心した気持ちにもなりました。やっぱり、撮影が始まる前は、撮影現場の雰囲気はどういう感じなのかなとか、不安なこともあったりするんですけど、過去に共演したことがある楓雅や、同年代の子たちが一緒だったので、安心感がありました。
ーー4人の中ではサニーくんが一番年下なんですよね。
城:一番年下のサニーが案外人見知りで(笑)。初めて会った人とか大人に対して、「こ、こんにちは」みたいな感じなんです。僕たちに対しても、最初のリハーサルのときとかに敬語を使ってきたんですよ。だから、僕と楓雅で「いや、敬語じゃなくていいよ」って言ったら、「え、本当ですか?」って(笑)。すごく緊張していましたね。
――(笑)。サニーくんと吉村文香さんは本作が映画デビューだったそうですね。
城:吉村さんも年下なんですけど、僕より大人なんじゃないかというぐらいしっかりしていて。堂々としていたというか、男子3人が話しているのを、新垣(結衣)さんと一緒に見ている感じがすごく大人っぽかったです。