杉野遥亮が語る、『ユニコーンに乗って』須崎功の役作り 「これからすごく変化していく」

杉野遥亮が語る『ユニコーンに乗って』

 火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)で新たなメンバーを迎え入れたドリームポニーは新規ユーザー20万人獲得を目指し、アプリのリニューアルや体験会を行った。第3話では、ビジネスパートナーと言い張っている佐奈(永野芽郁)と功(杉野遥亮)の大学時代や「ドリポニ」設立について描かれる。

 本作で杉野遥亮が演じる須崎功は、佐奈のビジネスパートナーでありながら長い間想いを寄せ続ける役どころだ。今回、杉野にインタビューを行い、第3話の見どころについて語ってもらった。

須崎功の役作り

『ユニコーンに乗って』

――クランクイン前のインタビュー(参考:永野芽郁×西島秀俊×杉野遥亮が語り合う“大人の青春” 初共演作『ユニコーンに乗って』裏話も)では「須崎のことを等身大に感じている」とおっしゃっていました。撮影が始まって、須崎を演じる上で工夫していることや新たな気づきはありますか?

杉野遥亮(以下、杉野):今回は佐奈に対しての感情表現が難しいなと感じています。ビジネスパートナーでありつつも佐奈への想いはずっとあるので、それを一緒に仕事している時にどこまで表に出すかは繊細にやっていかないといけないなと。あと、服や靴に関してはこだわっているところがあります。

――個性豊かなドリームポニーのメンバーの中で須崎は冷静なキャラクターです。

杉野:須崎の立場的に一線を置くというか、しっかりしていなければと思いますし、CTO(技術責任者)として技術面や会社のことなど全体的に把握しておかないといけない役柄なので難しいです。小鳥さんが現れてからは、小鳥さんを少し引いた目で見つつも、影響を受けていく側でもあるので、これからすごく変化していく人なんだろうなと演じるのが楽しいです。

――ドリポニのメンバーたちが協力して成長していく様子が描かれますが、杉野さん自身、今回の作品を通して成長を感じられる部分はありますか?

杉野:自分の中で何か一歩先を掴めたらいいなと思っていて。役と自分とのスイッチの切り替えは少しずつ掴めている感覚はあるので、それは収穫かなと思います。撮影を通して、初心に立ち返れているなと思うこともあって、“自分のやることはここでちゃんとお芝居すること”と思えているのは、とてもいいことだなと感じています。

――撮影した中で、印象的だった場面はありますか?

杉野:ドリポニのメンバーとのシーンは楽しいです。アプリを良くしていくためにチーム内で意見を言い合うシーンは、これまでとはちょっと違う空気感が出ていた気がしました。

――ITの専門用語などカタカナが多いと思いますが、台詞で苦労した点はありますか?

杉野:すごく集中力を使います。技術系の話になると状況が頭に入りづらいので、何度も台詞を繰り返したり、相手の言っている言葉の意味をちゃんと考えて理解しようと試みています。セットで撮影する日は、技術的な話をするシーンから感情的になるシーンまで1日に詰め込まれているので、かなり集中力を使います。

――共演者の方と台詞についてお話されることも多いのでしょうか?

杉野:セリフを言うときに役に入っていないとその言葉がちゃんと出てこなくて。そこは馴染ませないと言えないので、お付き合いいただいています。

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