『ちむどんどん』比嘉四兄妹と和彦が沖縄に再集合 第15週は“戦争”と向き合う重要な週に

『ちむどんどん』比嘉四兄妹と和彦が沖縄に

 優子(仲間由紀恵)の再婚話が浮上。相手は、優子が働く共同売店の店主・善一(山路和弘)だ。『ちむどんどん』(NHK総合)第15週が幕を開け、話を聞きつけた暢子(黒島結菜)ら四兄妹が比嘉家に集合する。

 1972年の沖縄本土復帰とともに上京を果たした暢子。あれから10年弱の年が過ぎ、車両も右通行から左通行に変化していた。“人生のエアポケット”から相変わらず抜け出せない賢秀(竜星涼)はさておき、今は姉妹たちもそれぞれが乱気流に巻き込まれている。

 良子(川口春奈)は職場復帰を義実家に反対され、夫の博夫(山田裕貴)と別居中。歌子(上白石萌歌)は亡き父の代わりに民謡歌手の夢を追い始めた。だが、究極の決断を迫られているのが暢子だ。彼女は智(前田公輝)のプロポーズを断った直後、和彦(宮沢氷魚)にも告白されたばかり。自分自身の心は和彦にあるが、仕事が楽しい盛りの暢子は迷っていた。

 一方、東京では、長年恋人だった愛(飯豊まりえ)とお別れした和彦が傷心中。挙句には暢子から「タイム!」と告白の返事を先送りにされ、仕事が手に付かなくなってた。すべては和彦の煮え切らない態度が原因であり、まったく勝手な話なのだが、そんな“わじわじ”とした視聴者の気持ちを田良島(山中崇)が代弁。「今のお前は穴があったら入りたいくらいみっともない上に大野への罪悪感と暢子ちゃんへの未練でパンク寸前!」と、胸のすくような冷静且つ明晰な分析をしてみせる。

 当然、そんな自分の未熟さが招いたことに落ち込む部下を気遣う所以もなく、和彦に大きな仕事を回す田良島。その仕事とは、沖縄で戦没者の遺骨収集を行う嘉手苅源次(津嘉山正種)への取材だ。本人は取材を拒否しているが、妻の方に事情を話したら遺骨収集の現場に同行することを許可してくれたという。連絡を取ってくれたのは、なんと「アッラ・フォンターナ」の房子(原田美枝子)。自身は沖縄二世で一度も沖縄に行ったことはないが、どうやら何かしらの縁があるようだ。

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