白石麻衣、憧れられる美しさと演技の壁 乃木坂46から羽ばたいたビジュアルクイーンの先

白石麻衣、憧れられる美しさと演技の壁

 2011年に産声を上げて以来、日本のトップアイドルに君臨する乃木坂46。同グループの礎を築いた第1期生であり、多くのメンバーの憧れの的となったのが、現在、女優として活躍する白石麻衣だ。今回は、役者として引く手あまたな彼女の歩んできた道のりを振り返っていきたい。

 アイドル界のビジュアルクイーンとしてグループを牽引した白石。グループ在籍時には、テレビやCMの出演、雑誌の専属モデル、累計発行部数50万部を突破した写真集『パスポート』(講談社)のリリースなどにくわえ、演技の仕事にもチャレンジ。SNSのフォロワーに執着する女性を怪演した『世にも奇妙な物語 '18春の特別編』(フジテレビ系)や、ヒロインを務めた映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』など、俳優としても着実にキャリアアップしていった。

『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(c)2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会

 そんな中、2020年10月に乃木坂46を卒業。約9年間走り続けたアイドルから本格的に役者の道へと進む。

 グループを巣立ったあと、連ドラ初出演となった『漂着者』(テレビ朝日系)では、謎の漂着者・ヘミングウェイ(斎藤工)に迫りながらも、彼に想いを寄せる新聞記者・新谷詠美を熱演。物語の摩訶不思議さもさることながら、彼女の抱擁シーンや添い寝シーンも話題を呼んだ。

 同じドラマでも、白石の“美”を堪能できたのは、菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)である。彼女が演じたのは、犬堂我路(永山瑛太)の妹・愛珠。黒髪ロングが印象的で着物姿が似合う愛珠は、漫画原作ファンからも絶賛の声が相次いだ。

『テッパチ!』
『テッパチ!』(c)フジテレビ

 そして現在は、陸上自衛隊を舞台に、青年たちの成長と熱き思いを描いたドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)に出演中。彼女が演じる桜間冬美は、防衛大学校を卒業したエリート自衛官で、自衛官候補生らの教官を務めるマドンナ的存在だ。

 7月6日に放送された初回では、美しい制服姿や迷彩服姿のほか、凛とした冬美の立ち振る舞いも話題に。喧嘩の仲裁に入った冬美を助けようとして怪我をした主役・国生宙(町田啓太)に対し「私を守ろうとしてくれたってこと? 必要ないわ。ここでは格闘術も学ぶの。あなたに助けてもらわなくても自力で止められた」と言い放ち、その後も毅然とした態度を貫いた。

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