白石麻衣、憧れられる美しさと演技の壁 乃木坂46から羽ばたいたビジュアルクイーンの先
白石が作品に出演した際、いい意味でも悪い意味でも、彼女のビジュアルに注目が集まってしまうことが多い。もちろん、このまま白石独自のポジションとして突き進むことも可能だが、一長一短。そればかり関心が集まっても、やがて失速してしまう可能性がある。特にアイドル出身の彼女は、鳴り物入りで俳優業に飛び込んだこともあって、もともとのハードルが高く、演技に対して賛否が起きやすい。知名度があればあるほど“否”の声は消えないので気にする必要はないが、女優として進化するためには、避けては通れないところだろう。
ただ、白石のことを調べてみて分かったことがある。彼女が“ストイックである”という点だ。数々の伝説を残してきたアイドル・白石麻衣は、魔法使いではない。中には、ポテンシャルだけでは乗り越えられない壁があっただろうし、挫折もあったはず。しっかりと“やるべきこと”以上のものを積み重ねた上で、トップであり続けたのだ。
2017年、白石が『news zero』(日本テレビ系)で特集をされたことがあった。当時、乃木坂46に在籍していた彼女は「(自分に)個性というものがない」「(仕事で)合格点あまりないかもしれない」と自己評価が低く、求められるものには全力で応えたいと語っている。また、当時メンバーだった生田絵梨花も「もし私が白石さんになったらおごり高ぶっちゃうかも。いつも足りないところを探している」と評価していた。
このストイックさを忘れないかぎり、彼女が女優としてステップアップしていくのは間違いないようだ。よって、ビジュアル先行問題も杞憂。むしろ、乃木坂46時代にそうしたように、彼女の武器として役立てつつ、新たな魅力を見せてくれることだろう。
今年で30歳の節目を迎える白石。アイドルとして20代を駆け抜けたときと同様に、30代もなお女優として輝き続けるーー。
■放送情報
『テッパチ!』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣/佐藤寛太、時任勇気、一ノ瀬颯、坂口涼太郎、池田永吉、藤岡真威人(第一部)/工藤阿須加、桐山漣、久保田悠来、結木滉星、水沢林太郎(第二部)/北村一輝
脚本:本田隆朗、関えり香、諸橋隼人
企画:渡辺恒也、江花松樹
企画・プロデュース:栗原美和子
プロデューサー:山崎淳子
演出:石川淳一、根本和政
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ
(c)フジテレビ
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