山田裕貴「戻ってきてくれないか?」 『ちむどんどん』久々に流れた夫婦水入らずの時間

『ちむどんどん』博夫&良子に穏やかな時間

 逆に、暢子と和彦のやりとりの方が緊張をはらんでいた印象だ。暢子は和彦への思いを断ち切ろうとしている。だが、父・史彦(戸次重幸)の思いを引き継ぎ、沖縄の文化を後世に語り継ぎたいという和彦の夢を聞いたとき、暢子の目は輝いていた。恋心を自覚した暢子は思いを簡単には断ち切れない。和彦も和彦で、暢子のことが気になっている。みんなで海に行こうという暢子の提案に、和彦は「2人でもいいけど」と口にする。その言葉に動揺し、指を切ってしまった暢子に駆け寄った後、2人が見つめ合うシーンで第63話は幕を閉じた。

 良子と博夫のやりとりにホッとしたままでは終わらせてくれない『ちむどんどん』。暢子と和彦の関係にはどのような進展が待ち受けているのだろうか。胸がざわつく。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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