夏の邦画がアツい! 『キングダム2』など映画館で観たい7月・8月・9月公開作品10選

映画館で観たい夏公開の邦画10選

 この夏は、人気俳優の主演作や超大作、話題の注目作など、たくさんの邦画が続々と公開される。その中から、7~9月公開の邦画のオススメ作を10本ピックアップ。普段は邦画をあまり観ないという人にも、ぜひ劇場で楽しんで観てほしい。

7月

『TELL ME ~hideと見た景色~』

今井翼演じる主人公が奔走 『TELL ME ~hideと見た景色~』場面写真公開

7月8日公開の今井翼主演映画『TELL ME ~hideと見た景色~』の場面写真が公開された。  本作は、hideの実弟・松本…

 1998年5月2日に急逝した、X JAPANのギタリストとして、またソロアーティスト(hide with Spread Beaver/zilch)としても活躍していた、日本を代表するロックミュージシャンhide。制作途中だったアルバムと、既に決定していた全国ツアーという“hideの音楽”を世に届けるべく、hideのマネージャーを務めていた弟・松本裕士(今井翼)が、hideの共同プロデューサーI.N.A.(塚本高史)ら仲間たちと共に奮闘する感動の軌跡。松本による著書『兄弟 追憶のhide』(講談社文庫)の映画化で、『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平が監督を担当。主演の今井は、自身が演じた松本と対面し、思わず感極まって涙するほど、本作への思い入れが深かったという。劇中、ライブシーンには、hide本人のボーカルが入った実際のライブ音源が使用されている。心揺さぶられる描写が満載で、胸が熱くなる1作。

『モエカレはオレンジ色』

Snow Manの主題歌が響く 『モエカレはオレンジ色』原作漫画×映画のSPコラボMV公開

Snow Manの岩本照が主演を務める映画『モエカレはオレンジ色』より、主題歌のSnow Man「オレンジkiss」にのせた原作…

 玉島ノンによる同名人気コミックを、Snow Manの岩本照主演で映画化。ヒロインは、本作が映画初出演の生見愛瑠が演じている。高校生の萌衣(生見愛瑠)は、超シャイで真面目な消防士・蛯原(岩本照)に出会って恋をする。独りぼっちで過ごすことが多かった萌衣は、彼との出会いをきっかけにどんどん前向きになっていき、蛯原も素直で真っ直ぐな萌衣に惹かれていく。不器用な2人のピュアなラブストーリーに胸キュンすること必至。肉体派の岩本が見せる消防士のアクションシーンにも引き込まれる。蛯原と共に働く消防士役で鈴木仁、上杉柊平、浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)、古川雄大が、萌衣の同級生役で藤原大祐、永瀬莉子が出演。監督は『一週間フレンズ。』の村上正典。

『キングダム2 遥かなる大地へ』

『キングダム2』山崎賢人と清野菜名を筆頭に登場人物が勢揃い 本ポスタービジュアル公開

7月15日に公開される『キングダム2 遥かなる大地へ』の本ポスタービジュアルが公開された。  時は紀元前、中国春秋戦国時代…

 邦画史上最大級のスケールで描かれた本格エンターテインメント超大作の続編。大ヒット
コミック『キングダム』(集英社)の原作者である原泰久が、黒岩勉と共に脚本を担当。監督は前作に引き続き、佐藤信介が務めている。紀元前、春秋戦国時代。中華・西方の国「秦」。戦災孤児として育ち、天下の大将軍になる夢を抱く信(山崎賢人)は、国王・エイ政(吉沢亮)の下、隣国「魏」討伐のための戦に加わるが、戦況は最悪で、完全に魏が有利の状況だった……。今作のキーパーソンである羌カイを演じる清野菜名のスタントなしのアクションが、主演の山崎賢人と同じく圧巻。壮大なスケールに「邦画もここまで来たか!」と感動すること請け合いだ。新たに岡山天音、三浦貴大、濱津隆之らも加わり、秦軍の総大将・ヒョウ公役の豊川悦司、呂不韋役の佐藤浩市、昌平君役の玉木宏などの出演も見どころ。主題歌はMr.Childrenの「生きろ」。

8月

『TANG タング』

宮古島で二宮和也がタングの体を拭く『TANG タング』新場面写真 “梅雨入り”ビジュアルも

8月11日に公開される二宮和也主演映画『TANG タング』より、新たなビジュアルと新場面写真が公開された。  本作は、ベルリン…

 人気・実力ともに日本を代表する俳優、二宮和也が主人公を演じる、迷子のロボット・タングとのハートウォーミングな大冒険ストーリー。ゲーム三昧で妻に家を追い出されてしまった、わけあって無職で人生に迷子中のダメ男・健(二宮和也)。ある日、家の庭に記憶をなくしたロボット・タングが突然現れる。健は時代遅れの旧式のタングを捨てようとするが、タングが失った記憶には、世界を変える秘密が隠されていることが分かり……。キュートすぎるタングに、主人公の健と共に心を鷲掴みにされ、映画の世界に引き込まれていく。小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(小学館文庫)が原作。監督は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩。満島ひかりら魅力的な共演陣の中、ナルシストのキャラクターを演じる京本大我(SixTONES)の出演シーンが特に面白くて必見。

『バイオレンスアクション』

二丁拳銃を構える橋本環奈、杉野遥亮と急接近も 『バイオレンスアクション』場面写真公開

8月19日に公開される橋本環奈主演映画『バイオレンスアクション』の場面写真が公開された。  本作は、累計発行部数50万部超、オ…

 橋本環奈が最強のヒットガールを熱演し、「過去最大のアクションに挑戦した作品」と語る、爽快アクションエンターテインメント。ゆるふわピンクボブというキュートなビジュアルの菊野ケイ(橋本環奈)は、日商簿記検定2級合格を目指す専門学校生。だが、彼女のバイトはなんと殺し屋。指名ナンバーワンの凄腕のケイは、淡い想いを抱くテラノ(杉野遥亮)がヤクザの金庫番で、しかも次のターゲットだと知り……。原作は、累計発行部数50万部超え、オンラインアクセス数1000万PV超えの同名人気コミック。杉野をはじめ、鈴鹿央士、馬場ふみか、森崎ウィン、太田夢莉ら若手俳優に加え、大東駿介、佐藤二朗、城田優、高橋克典ら実力派俳優が共演し、個性的なキャラクターに扮する。監督は『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』の瑠東東一郎。

『サバカン SABAKAN』

草なぎ剛、尾野真千子、竹原ピストルらの笑顔が 『サバカン SABAKAN』場面写真12点公開

8月19日より公開される映画『サバカン SABAKAN』の場面写真が公開された。  本作は、『ミッドナイトスワン』『クソ野郎と…

 無名の子役を主役に抜擢した、ひと夏の冒険を描いた“子どもが主役”の青春映画。監督は、本作が映画初監督作となる金沢知樹。舞台は1986年の長崎。小学5年生の久田(番家一路)は、夫婦喧嘩は多いが愛情深い両親と弟と暮らし、クラスでは人気者。一方、竹本(原田琥之佑)は家が貧しくクラスメートから避けられていた。そんな2人が、ひょんなことから一緒にイルカを見るために“ブーメラン島”を目指すことに……。第44回日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』で、最優秀主演男優賞を受賞した草なぎ剛が大人になった久田役で出演しており、子どもの頃を振り返る草なぎのナレーションが優しく胸に響く。舞台となっている長崎の海や山の情景も見どころ。久田の両親を演じる尾野真千子と竹原ピストルの掛け合いが楽しく、貫地谷しほりや岩松了らが演じるキャラクターも温かく子どもたちを包み込む。

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