水原希子、永山瑛太ら出演 『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』NHK夜ドラで7月放送
星新一の短編集を映像化したスペシャルドラマ『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』が、7月4日から3週連続でNHK総合にて放送されることが決定した。
本作は、世代を超えて読み継がれる“ショートショートの神様”・星新一の珠玉の名作を映像化したオムニバス作品。
キャストには、水原希子(『ボッコちゃん』)、永山瑛太(『生活維持省』)、林遣都(『不眠症』)、高良健吾(『地球から来た男』)、Kis-My-Ft2の北山宏光(『善良な市民同盟』)、玉城ティナ、(『善良な市民同盟』)、村杉蝉之介(『逃走の道』)、コウメ太夫(『逃走の道』)、石橋静河(『見失った表情』)、染谷将太(『薄暗い星で』)、栗原類(『薄暗い星で』)、滝藤賢一(『白い服の男』)、村上虹郎(『白い服の男』)、荒川良々(『ものぐさ太郎』)、奈緒(『窓』)、リリー・フランキー(『窓』) らが集結した。
放送は、総合テレビの 「夜ドラ」枠で、7月4日より開始。月曜日から木曜日までの毎日、3週に渡って計12回で放送される。
『ボッコちゃん』出演の水原、総合演出の望月一扶、制作統括の鳥本秀昭からはコメントが寄せられている。
コメント
水原希子
この度は星新一さんのボッコちゃんを演じさせて頂き、とても光栄に感じています。バーのマスターが道楽で作った美人ロボット、ボッコちゃん。頭は空っぽで動作はお酒を注ぐ事しか出来ない。もちろん意思もない。ボッコちゃんをロボットだと気付かず夢中になる男達を想像すると面白くもあり、なんだか少し切なくて、彼らの妄想がボッコちゃんの人格を作り上げているのかなと感じています。そのことも含めて、素敵な作品に仕上げて頂きました。より多くの方に観ていただければ嬉しいです。
総合演出・望月一扶
作品の特徴は無駄を省いた簡潔な文章にありますが、逆に言えば原作に残された言葉や台詞には深い意味があるはずです。登場人物の心情、服装や髪型、小道具に至るまで、スタッフ総出で単語ひとつにまで目を凝らし、想像力を膨らませてドラマ化に挑みました。現代とのシンクロ、素晴らしい俳優陣の演技、色味や質感にこだわった映像etc.見所は沢山ありますが、天国の星さんに「まあまあだな」と思っていただけたら本望です。
制作統括・鳥本秀昭
今回、およそ10年前に国際エミー賞を受賞した『星新一ショートショート』のスタッフが再結集しました。その間の10年、そして、再結集して制作に取りかかり、 BSでの放送も進んだこの数ヶ月の間にも、世界はあれよあれよと凄まじく 変わり、それが、星新一さんが皮肉とアイロニーを込めて描いた物語とますます似てきたことに戦慄すら覚えています。いつの時代になっても、また読み、また観る価値のある“永遠の普遍性”! 驚きに満ちた星新一ワールドをご堪能下さい!
■放送情報
『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』
NHK総合にて、7月4日(月)から3週連続放送 月曜~木曜22:45〜23:00(全12回)
第1週:7月4日(月)『ボッコちゃん』/7月5日(火)『生活維持省』/7月6日(水)『不眠症』/7月7日(木)『地球から来た男』
第2週:7月11日(月)・12日(火)『善良な市民同盟前・後編』/7月13日(水)『逃走の道』/7月14日(木)『見失った表情』
第3週:7月18日(月)『薄暗い星で』/7月19日(火)『白い服の男』/7月20日(水)『ものぐさ太郎』/7月21日(木)『窓』
※シリーズ全作品20回はBSプレミアム・BS4Kで放送中(4~8月毎週火曜21:45~22:00)
原作:星新一『ボッコちゃん』『ようこそ地球さん』『なりそこない王子』ほかより
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK
写真提供=NHK