『ちむどんどん』原田美枝子の台詞に反響 「泣かされてしまった」「すごく人間的」

『ちむどんどん』房子が明かした暢子への愛情

 NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』第50話では、以前から匂わされてきた「アッラ・フォンターナ」のオーナー・房子(原田美枝子)と、暢子の父・賢三(大森南朋)の因縁の内容が明らかになった。

 比嘉家の三女・歌子(上白石萌歌)の発熱の原因を病院で調べてもらうため、付き添いで上京してきた母・優子(仲間由紀恵)。かつて房子が「子どもを引き取ってもいい」と言ってくれたにもかかわらず、直前で断ってしまったことを詫びるため、二人は初めて顔を合わすことに。しかし、優子にはもう一つ謝らなければいけないことがあった。

 終戦直後、出稼ぎで東京を訪れた賢三は自身の叔母に当たる房子の店を手伝っていたという。その中で賢三の料理の腕を認め、「一緒に商売を続けよう」と自ら申し出をした房子。肉親を次々と亡くした房子は賢三を息子のように可愛がっていたが、賢三は「出直してくる」と沖縄に戻ったきり、帰ってくることはなかった。沖縄で優子と恋に落ち、結婚したからだ。

 数々の不義理を詫びる優子だが、房子は逆に裏切られたと思い込み、賢三にひどい内容の手紙を送ってしまったことへの後悔と謝罪を口にする。「賢三はあなたのような方と家族になれて、幸せだったと思います」と優子に温かい言葉をかける房子。

 さらに、優子の「暢子はご迷惑をおかけしていませんか?」という問いに対して、賢三の時と同じように暢子が自分にとってどんどん大切な存在になっていること、またそんな暢子を失うことへの怖さを明かす。

 そんな房子の「でも、人間は同じ失敗を繰り返すんですね」という台詞には、SNSで「房子さんに泣かされてしまった」「すごく人間的で安心する」「暢子に抱いている胸の内が聞けて良かった」と賞賛の声が挙がっている。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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