『持続可能な恋ですか?』晴太が杏花に想いを伝える 報われない磯村勇斗の姿が物悲しい

『じぞ恋』晴太と杏花が想いを伝える

 持続可能な恋や関係性のために必要な条件が毎話提示されてきた『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(TBS系)第6話では、「ただ好きな気持ち」に従うことの大切さが説かれた。

 「“ただ好きだから”だけでは大人はダメ」「戦略的に付き合わなきゃその後の人生変わっちゃう」というヨガインストラクター・沢田杏花(上野樹里)の親友の言葉の通り、“ただ好きな気持ち”に委ねることは大人になればなるほど、どうしたって難しくなる。杏花は独立に向けて具体的に動き出したところだし、シングルファーザー・東村晴太(田中圭)には優先すべき息子・虹郎(鈴木楽)の存在がある。何なら“踏み出すべき理由”よりも“踏み止まるべき理由”の方が簡単にいくらでも思い浮かんでくるくらいだ。

『持続可能な恋ですか』6話

 しかし、学童のキャンプで好きな子に告白すると意気込む虹郎は、「ただ好きだって伝えたいんだよ」と切なる願いをこぼす。その先にどうしたいとか、どうなりたいだとか、そんな形や記号的な事象にこだわるのではなく、自分が相手を特別に、大切に想っていることを伝えたい、そんなシンプルなことで十分なはずだ。大人になればなぜか心許なく思えてしまう“ただ好きな気持ち”だが、それこそが本来これだけ心強く頼もしいものだと改めて気付かされる。

 そして一生懸命に相手に自分の想いをただただ伝えようとする打算のない虹郎の姿に、ハッとさせられてしまう。「つい見ちゃうんだ、いっぱい友達がいても栞菜ちゃんはすぐわかる。栞菜ちゃんの声はよく聞こえる。大人も一緒?」という虹郎の言葉を聞きながら、杏花の目は颯(磯村勇斗)ではなく、そのすぐ側にいる晴太を捉えて離さない。ある意味、残酷なまでにはっきりと、本能レベルで。



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