A24が贈るSNS時代の青春ロードムービー『Zola ゾラ』8月26日公開へ 特報映像も公開
ジャニクサ・ブラヴォー監督作『Zola(原題)』が、『Zola ゾラ』の邦題で8月26日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国公開されることが決定した。
本作は、2015年10月、デトロイトに住む一般女性、アザイア・“ゾラ”・キングがTwitterに投稿した計148ツイートの連続投稿と、その物語をフィーチャーしたローリングストーン誌の記事を、『ムーンライト』『ミッドサマー』のスタジオA24が映画化したもの。全米公開当時には、ミッシー・エリオットやケイティ・ペリーらがSNSで言及。カニエ・ウェストは、本作を2回鑑賞し、劇伴のミックスを発表した。
ある日、レストランで働いていたゾラは、客としてやってきたステファニと意気投合し、連絡先を交換する。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、急なことで困惑するも結局行くことに。その決断が、やがて48時間の悪夢に繋がっていく。
主人公のゾラを演じるのは、『マ・レイニーのブラックボトム』でダッシー・メイを演じたテイラー・ペイジ。変わり者のストリッパーのステファニ役には、エルヴィス・プレスリーの孫としても知られ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アンダー・ザ・シルバーレイク』に出演しているライリー・キーオが名を連ねた。
監督を務めたブラヴォーは、ゾラの物語と出会った時、「アザイアのツイートはガッツと迫力のある展開で、まるでカーディ・Bの『ボーダック・イエロー』とデヴィッド・リンチの『ブルーベルベット』の交差点」のように感じたと語る。また、主人公のゾラについて、「ゾラはアメリカで働きながら暮らす若い黒人女性です。自分を認めてくれない、守ってくれない環境の中で、彼女は主体性を保っている。私はその主体性に強く惹きつけられたのです」とコメントを寄せた。
撮影は、ジェーン・カンピオン監督作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で第94回アカデミー賞撮影賞にノミネートされた撮影監督、アリ・ウェグナー。音楽は、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』や『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』で知られるミカ・レヴィが担当し、キャスト・スタッフともに女性クルーがけん引した。
あわせて公開された特報映像では、ウェイトレス兼ストリッパーのゾラと客としてやってきたステファニが意気投合する様子が映し出されている。
また劇中では、USHER、MIGOS、2 CHAINZといったアーティストたちの楽曲も使用されている。
■公開情報
『Zola ゾラ』
8月26日(金)新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国ロードショー
監督:ジャニクサ・ブラヴォー
撮影:アリ・ウェグナー
音楽:ミカ・レヴィ
出演:テイラー・ペイジ、ライリー・キーオほか
配給:トランスフォーマー
2021年/アメリカ/英語/86分/ビスタ/カラー/5.1ch /原題:Zola/R18+
(c)2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
公式サイト:https://transformer.co.jp/m/zola/
公式Twitter:@Zola_movie