広瀬アリスが松村北斗&戸塚純貴と三角関係に 『恋マジ』本格的に動き始めた3組の恋

『恋マジ』本格的に動き始めた3組の恋

 27歳にして初めての失恋を経験し、初めて誰かの胸で泣きじゃくった。仕事も趣味も充実した凪のように穏やかな日々は突如終わりを告げ、純(広瀬アリス)の心は波立つ。『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)第2話では、そんな純が“危険”な男子と“安心安全”な男子の正反対な2人と三角関係に発展していった。

恋なんて、本気でやってどうするの?

 柊磨(松村北斗)との間に起こったことを相談するため、アリサ(飯豊まりえ)と響子(西野七瀬)を呼び出した純。出会って間もなく距離を縮めてくる危険な香りの柊磨に2人がそれぞれの反応を示す中、純の元に高校時代にラクロス部のチームメイトだった大津浩志(戸塚純貴)から電話がかかってきた。出張で東京に来ていた大津と合流し、久しぶりの再会に盛り上がる一同。特に大津と仲が良かった純はその居心地の良さを再認識するが、「なんで純と付き合わんかったんやろって思うことあるっちゃ」という大津の一言で2人の関係に少しの変化が現れる。

 『親バカ青春白書』(日本テレビ系)の根来や『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)の花男、『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)のTAKTAKなど、常識にとらわれない柔軟な若者を演じてきた戸塚純貴。新世代の俳優の中でもコメディの才能で一線を画してきた戸塚だが、ふとした瞬間にシリアスな芝居で視聴者の心を掴むこともできるため、友達以上恋人未満な関係で心を揺らす役柄がよく似合う。今回演じる大津も密かに純に想いを寄せているが、あと一歩を踏み出せず、ふざけて照れを隠す戸塚の演技が印象に残った。

恋なんて、本気でやってどうするの?

 一方、大津のことを一度も異性として意識していなかった純だが、周りの意見に流されて早く男性経験を得なければという焦りから、大津に身体だけの関係を持ちかける。だけど、それは危うい選択だ。身体の関係から始まる恋も中にはあるかもしれないが、多くの場合は後悔だけが後に残る。特に片方に好意があるパターンはお互いが傷つけ合ってボロボロになってしまうのが常。でも今回は大津が誠意を見せ、2人の関係は未遂に終わった。きっと純が全く自分に恋心を抱いていないからこそ、警戒心もなく身を委ねてきたことに気づいたのだろう。純が言い訳を重ねるたびに曇っていく表情が切なく、理性と戦って“安心安全の大津”を守りきった彼に幸せになってほしいと願わずにはいられない。

 しかし、恋をすることへの衝動が止まらない純はその足で“お試しの恋”を持ちかけてきた柊磨の元を訪れる。「やってやろうじゃない、お試しの恋」。そう宣言した純は大胆にも柊磨をベットに押し倒した。恋なんて必要ないと思っていたが、フットワークの軽さで輝かしい未来を切り開いている後輩の横井(安藤ニコ)に触発され、危険な道に足を踏み入れた純。その選択が吉と出るか、それとも凶と出るかは、自分と同じように恋に本気になれない柊磨の心を動かせるかどうかにかかっているだろう。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる