大泉洋、綾瀬はるかの“NGの引き出し”に関心 『元彼の遺言状』会見は“爆笑に次ぐ爆笑”に
4月11日より放送がスタートするフジテレビ系月9ドラマ『元彼の遺言状』の制作発表記者会見が4月2日に行われ、綾瀬はるか、大泉洋、関水渚、浅野和之が登壇した。
本作は、宝島社主催の2021年第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新川帆立の同名小説を実写化したリーガルミステリー。元彼が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、敏腕弁護士・剣持麗子が依頼人と共謀して遺産を狙う様をオリジナルのエピソードも交えて描いていく。
初の弁護士役に挑む綾瀬は、「剣持麗子さんは仕事がバリバリできて、魅力的な女性。とても頼もしくて強い女性なので、よく食べています」と快活に挨拶。一方、司会の佐野瑞樹アナウンサーから「定職につかずブラブラしてる」と役紹介された大泉は「私の紹介だけ魅力がない」と不満げで、「原作にあまり登場しないから、たぶん制作サイドもわかってないんだと思う、僕の役」と話して笑わせた。
綾瀬は初共演の大泉を「想像以上におもしろい」と言い、大泉も「綾瀬さんは相当おもしろい人だと思っていたけど、それを越えてきた」と応戦。ミステリードラマでありながら「現場は爆笑に次ぐ爆笑」だそうで、大泉は綾瀬について「芝居は完璧にこなすけど、ほどよくNGを出すし、NGの引き出しが多い」と語る。
具体的なエピソードとして、大泉が椅子に座った瞬間に「雪乃さんが」と話し出すシーンを挙げ、監督と何度も打ち合わせをして撮影に臨んだところ、綾瀬が座った瞬間に「雪乃さんが」と話し出したという裏話を披露。「説明を聞いてたら、自然に言っちゃって」と大笑いの綾瀬に、「人のセリフを言うっていうのもあるんだ、みたいな」と感心しきりだった。
大富豪・森川家の娘を演じる関水は「ここまで筋金入りのお嬢様を演じたことがなかったので、すごく新鮮で楽しい」と声を弾ませる。関水がはっきりと物を言う役どころであることから、大泉は「ピシッと言われるのがクセになってくる」といい、綾瀬も「可愛い顔で言われるとね」と同調。関水は「最初は申し訳ないと思ったんですけど、ピシッと言うように心がけています」とほほえんだ。
麗子の上司役の浅野は、この日出演情報が解禁。「今回は意地悪というか、直球というか。ほとんど演じたことがない役ですね」と話すと、「だから、あまり向いてないです」と大泉。「日本一の弁護士事務所のトップみたいな役だけど、そんなにすごい人じゃない」と続けると、浅野は「あなた司会じゃないから。ほんとによく喋る」と忠告。それでも「今日出演が解禁になったけど、そこまで引っ張ることじゃない」とたたみ掛けると、浅野は「うるさいねぇ。次行きましょう!」と息ぴったりのトークを繰り広げた。