ブルース・ウィリス、失語症により俳優業引退へ 元妻のデミ・ムーラら家族が連名で発表
ブルース・ウィリスが健康上の問題で俳優業を引退することを彼の家族が発表した。
ウィリス引退のメッセージは、現地時間の3月30日、妻のエマ・ヘミング、元妻のデミ・ムーア、娘のルーマーによりInstagramに投稿され、文末にはウィリスの子供たち全員とヘミングの署名も添えられた。
この投稿をInstagramで見る
メッセージの内容は以下の通り。
ブルースの素晴らしいサポーターの皆さんへ。私たち家族の愛するブルースが最近、認知能力に影響を与える失語症と診断されたことをみなさんにお知らせしたいと思いました。熟考の上ブルースは、彼にとってとても大切なキャリアから離れることになりました。
私たち家族にとっても試練のときではありますが、皆様の変わらぬ愛、思いやり、サポートに深く感謝しています。私たちは強い家族の絆のもとに事態を乗り越えようとしていますが、ブルースが皆さんにとってどれほど大切な存在であるか、そして皆さんがブルースにとってどれほど大切な存在であるかを理解しているので、ファンの皆さんにこのことを伝えたいと思いました。
ブルースがいつも話していた「人生を大いに楽しめ」を私たちは実行するつもりです。愛を込めて、
エマ、デミ、ルーマー、スカウト、タルーラ、メイベル、エヴリンより
彼の俳優引退の原因となった失語症について、アメリカの総合病院・メイヨークリニックによれば、「失語症は、コミュニケーション能力を奪う。これがさらに、話す、書く、両方の能力に影響を与える可能性がある」とのこと。 失語症の症状は脳卒中や頭部外傷によって引き起こされることが多い。 現在67歳のウィリスは、これまで『ダイ・ハード』シリーズ、『パルプ・フィクション』(1994年)、『アルマゲドン』(1998年)などで活躍。 ウィリスには現在、完成済みの作品、準備中の作品を含む6本の公開待機作がある。『パルプ・フィクション』の共演者であるジョン・トラボルタと約30年ぶりに再共演する『Paradise City(原題)』も、その一つだ。
ウィリスと長年にわたって仕事をしてきたプロデューサーのランドール・エメットは、この発表についてDeadlineに「ブルースと私は、20本以上の映画で一緒に仕事をしてきました。彼は素晴らしい俳優であり、伝説のアクションスターであり、カッコいい父親であり、親しい友人でもあります」と述べている。 さらに「私はこの苦しい時期に、ブルースと彼の家族を全面的にサポートし、信じられないほど困難な病状と闘う彼の勇気を賞賛します。ブルースはいつも私たちの家族の一員です」とも話した。
参照
Bruce Willis Stepping Away From Acting Amid Health Issues, Family Announces