RADWIMPSの音楽が寄り添う 小松菜奈×坂口健太郎『余命10年』特別予告公開

野田洋次郎が語る『余命10年』特別予告公開

 小松菜奈と坂口健太郎のW主演映画『余命10年』の特別予告が公開された。

 2017年に発売され小坂流加のベストセラー小説を映画化した本作。『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』の藤井道人が監督を務め、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『雪の華』の岡田惠和と、『一億円のさようなら』(NHK BSプレミアム)の渡邉真子が脚本を担当した。

 自らの余命が10年であることを知り、生きることに執着しないためにもう恋はしないと心に決めた茉莉(小松菜奈)。生きることに迷い自分の居場所を見失った和人(坂口健太郎)。2人が惹かれ合い、お互いを想い合って生きた“10年間”を色鮮やかな四季の移ろいとともに描く。

映画『余命10年』特別予告映像

 公開された特別予告には、RADWIMPSによる劇伴と主題歌が使用されている。本作では、撮影後に楽曲が制作される従来の流れではなく、既に作り上げられたRADWIMPSの楽曲を聴きながら撮影に挑むというスタイルがとられた。この試みについて藤井監督は、「みんなトーンが一個になっていくというのは、これは発明だなと思った」と手ごたえを語った。

 また、楽曲を聴いた小松は「移動のときも毎日聴いていたし、オンとオフを与えてくれる、心の拠り所になった曲だった」とその想いを語り、坂口は「(主題歌の「うるうびと」は)和人目線で歌詞が書かれていて、この良さを最大限にするには、この作品の中でどれだけ茉莉を愛せるかだなと頑張ろうと思った」とコメントを寄せた。

 一方、RADWIMPSの野田洋次郎は「間違いなくこの作品に携わったことでこの先の僕の人生を変えてくれた。これから観る人の人生も変わっていって欲しいなと思うし、どんな変化であれ間違いなく変わるだろうなとも思います」と語り、作品の完成度に自信を覗かせる。

 映像の最後には、小松と坂口が約1年間の撮影のクランクアップを迎え、大粒の涙を流す姿が。そんな2人に監督も駆け寄り、抱き合う姿が捉えられている。

■公開情報
映画『余命10年』
3月4日(金)全国公開
出演:小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records / EMI)
原作:小坂流加『余命10年』(文芸社文庫NEO刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和、渡邉真子
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2022映画「余命10年」製作委員会
公式サイト:yomei10-movie.jp
公式Twitter:@yomei10movie

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