藤枝喜輝が掲げる「誰よりもどん欲に」 『もしイケ』宇治原修と目指す“イケメン像”

藤枝喜輝が語る『もしイケ』宇治原と目指す姿

 秋元康が企画・原作を務める現在放送中のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』は、総勢30名を超える“イケメン”が登場する青春コメディーだ。細田佳央太演じる平凡な高校生がイケメンに囲まれて過ごすうちにどう変化していくのか。また、イケメンたちが平凡な高校生から気づかされることがあるのか。「イケメンの定義」を考えさせられたり、推しメンを作ったり、様々な楽しみ方ができるドラマである。

 1月29日に放送される第3話では、学園内で誰が選抜入りするか話題になる中、動画配信で人気を集めてファンサイトまで出来たという宇治原修が確実なのではと噂になる。今回、リアルサウンド映画部では、宇治原修を演じる藤枝喜輝にインタビューを行い、撮影現場の様子や自身が考えるイケメン像、今後の目標について話を聞いた。(二瓶花)

『もしイケ』抜擢に不安と楽しみ

――今作への出演が決まったときの感想を教えてください。

藤枝喜輝(以下、藤枝):純粋に嬉しかったです。こんなにたくさんの同世代の方と1から作品を作り上げていくのが楽しみでもあり、同時にたくさんのイケメンキャストがいる中で、どうやって「宇治原修」の色を出していけばいいのかという不安もあり、不安と楽しみの両方を感じました。

――宇治原には「地方から参戦 ダークホースのワイルド野郎」というキャッチコピーがついていますが、自身との共通点はありますか?

藤枝:真面目で不器用な部分は似ていると思います。宇治原は実はすごく一生懸命で、真面目すぎるが故に、負担がかかって自分をコントロールできなくなってしまう性格です。僕も物事を考えるときに1つの方向に突っ走ってしまったり、器用に2つのことを同時にできなかったりする性格なので、重なるなと思いました。第2話の折り紙で苦戦する宇治原は不器用さが分かりやすく表れていたと思います(笑)。

――今作は「イケメンだけの高校」を舞台としている学園ものですが、実際の高校生活はどのように過ごしていましたか?

藤枝:高校2年生の夏までは毎日野球一筋でした。クラスではギャグを発していじられたりしていましたが、事務所に入って、藤枝喜輝としての自覚を持とうと決めてからは、学校であまりふざけないようになった気がします。そのときに、ボケる側からツッコミ側に変わった気もするんですが、最近はやっぱりボケる方が自分らしくて楽しいなとも思っていて(笑)。この作品を通して、僕も宇治原と一緒に自分らしさを出していけたらなと思っています。

――宇治原は、制服の上からレザージャケットを着ていますが、藤枝さん自身は制服の着崩しはしていましたか?

藤枝:カーディガンの色を指定されているような校則が厳しめの高校に通っていたので、その中でいかに自分なりにおしゃれができるかを模索していました。シンプルが一番かっこいいと思っていたので、上まで締めて、ちょっとだけネクタイとワイシャツの間にゆとりをもたせて着ていたくらいで、結局、何もできませんでしたが(笑)。中学生の頃はワイシャツを出して、青春している感じを出していたりしていたかもしれないです(笑)。

――宇治原のレザージャケットの着こなしはどう思いましたか?

藤枝:高校1年生でレザージャケットを制服の上から着る人を僕は見たことがないので、だいぶ変わっているなと思いました(笑)。それを着ざるを得ない彼のバックボーンが実はあって……宇治原はあまり服を持っていなくて、1つのものを着こなしていくスタイルなんです。僕もいろんな服を着るより、少ない服をローテーションして、靴下の色を変えてみたりとかちょこっとだけでおしゃれを楽しむタイプです。

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