2021年公開作品、影のトップは『劇場版 呪術廻戦 0』、影の6位は嵐のライブフィルム

2021年公開作、影のトップは『呪術廻戦』

 曜日的に元日と2日に重なった今年最初の週末動員ランキングは、『劇場版 呪術廻戦 0』が2日間で動員47万3000人、興収6億2000万円をあげて2週連続で1位。正月三が日を終えた1月3日までの11日間の累計は動員431万4027人、興収58億7306万4900円と、凄まじいペースで数字を積み上げている。これは現段階でも2021年公開作品としては『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『名探偵コナン 緋色の弾丸』、『竜とそばかすの姫』に次ぐ年間4位の数字。年間トップ3作品の記録をごぼう抜きするのも時間の問題だろう。

 もっとも、毎年1月末に前年の映画興行に関するデータを発表している日本映画製作者連盟(映連)の慣例では、2021年公開作品は2020年12月1日から2021年11月30日までに公開された作品となる。つまり、昨年の年間トップ3の作品は上記の3作品で決定。いずれにせよ、すべて東宝配給(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のみ東宝・東映・カラーの共同配給)のアニメーション作品なわけだが。

 映連による2021年の年間興収ランキングの発表を前に、一つ気になるのは先週末の動員ランキングでもまだ9位にランクインしている『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の扱いだ。11月26日に一般公開された同作品は1月3日までに動員では127万人、興収では40億円を突破。前述した「2020年12月1日から2021年11月30日までに公開された作品」に当てはめるなら、興収43.4億円で年間5位の『るろうに剣心 最終章 The Final』に次ぐ年間6位の好成績を記録したことになる。しかも、今後の伸び次第では、興収44.7億円で年間4位の『東京リベンジャーズ』まで追い抜いて、年間トップ3を固めるアニメーション作品群に次ぐ年間4位になる可能性もある。

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