学園ゾンビものから大ヒットドラマのリメイク作まで 2022年配信の注目韓国ドラマ

2022年注目の韓国ドラマを紹介

 2021年の韓国ドラマは、世界から注目される数々の作品が生まれたことが印象的だった。韓国作品は、本国の視聴者の目が肥えているからこそ、飽きさせない進化し続けるコンテンツが生み出されるとも言われている。日本のNetflixランキングでも韓国ドラマが多くを占めるなどの現象が続いており、関心が高いことがわかる。2022年も韓国ドラマを楽しめるよう一足早く先取りしてみたい。

Netflixオリジナルシリーズ『今、私たちの学校は…』Netflixにて近日独占配信

 Netflixオリジナルドラマ『今、私たちの学校は…』の舞台は、ゾンビウイルスが広がったとある高校。校内に取り残され孤立した人々と、彼らを救おうとする者たちを描いたスリリングホラーだ。原作のウェブトゥーン漫画は2009年〜2011に連載された大人気作品。NetflixオリジナルKゾンビものと言えば『キングダム』(2019年〜)や『Sweet Home ー俺と世界の絶望ー』(2020年)などのヒット作が多く、クオリティの高さが期待できる。

 メインキャストは、『誰も知らない』(2020年)、『30だけど17です』(2018年)などキャストの少年時代役を多く演じてきたユン・チャンヨン、『はちどり』(2018年)で繊細な演技で存在感を残したパク・ジフをはじめ、『私の国』(2019年)、『賢い医師生活』(2020〜2021年)でフレッシュかつ泣き演技が印象的なチョ・イヒョン、『僕たちの復讐ノート』(2017年)の主演パク・ソロモンなどの若手新人俳優たちが勢揃い。『Sweet Home ー俺と世界の絶望ー』で注目を浴びたソン・ガンやイ・ドヒョン、コ・ミンシらのよう彼らの活躍も注目したい。

『ペーパー・ハウス』シリーズ予告編 | Netflix

 続いて、スペインの大人気ドラマが韓国でリメイクされることになったNetflixオリジナルドラマ『ペーパー・ハウス(仮題)』。原作のストーリーは「教授」と呼ばれる知能犯を中心に犯罪のプロ8人組の強盗団がスペインの造幣局に人質をとって立てこもり、24億ユーロ(約3000億円)を印刷して脱出を図るクライムサスペンス。2017年にNetflixで配信されてからシーズン5まで展開され、リメイク版では全12話を予定しており、朝鮮半島を舞台に繰り広げられる。

 赤いユニフォームと画家のサルバード・ダリのお面にインパクトがあるが、注目したいのは豪華キャスト陣たち。教授役のベテラン俳優ユ・ジヘをはじめ、世界の各都市名をコードネームとするメインキャストのベルリン役に『イカゲーム』(2021年)でチョ・サンウ役を演じたパク・ヘス、トーキョー役は『ザ・コール』(2020年)の主演を務めたチョン・ジョンソ、モスクワ役には名バイプレーヤーのイ・ウォンジョンが演じる。そして、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)などで知られるパク・ミョンフンが人質役など並べきれないラインナップはぜひ作品中で追っていただきたい。 

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