笠松将、変化した思いと変わらぬ思い 「次のステージを目指さないといけない」
“続ける”ことの難しさ
ーー2年前の取材では、多くの人が観る作品にまずは出たいという言葉もありました。こうして注目作への出演を果たして、何か変わったものはありましたか?
笠松:1歩目を掴むのは本当に大変なことではあるんですが、あくまでも“1回”だけなら簡単だと思うんですよ。結局、名前を残す俳優の方々は、出続けている人だから、作品を重ねれば重ねるほど、これまで続けてきた方々へのリスペクトが強くなります。
ーー笠松さんも作品に出演し続ける中で、自分より下の世代との共演も多くなってきたかと思います。かつての自分ではないですが、役者の道を歩み始めた俳優にはどんな接し方をされているのでしょうか?
笠松:作品に出始めた当時、現場に知り合いもいない頃はやっぱり寂しかったし、そこでコミュニケーションを取れないことが今後の仕事にも影響するんじゃないか不安でした。だから、今ははじめましての人にも自分から声もかけるし、向こうから声をかけてくれた人とは連絡先も交換して、ご飯にも誘います。僕がどう考えて、どう動いてきて、今に至ったのか、それは惜しげなく伝えていきたいと思っています。下の世代の子たちと話すと、逆にパワーをもらうことの方が多いんですけどね。目標とされる俳優になれるように頑張らなきゃなと。
ーそして、2022年2月には主演映画『リング・ワンダリング』が公開されます。これは撮影自体は少し前のようで。
笠松:自分で言うのも何なんですが、「この頃の自分、かわいかったな」と(笑)。もっとこうすればよかったというのはありますけど、このときの最高得点を出せていたと思いますし、色んなことに悩みもがいていたときの僕だからできた作品だと思っています。本作は、金子雅和監督が、脚本も編集も担当していて、本当に作品の責任を背負っている感じがとても格好よかったですし、素晴らしかったです。監督のどんな人にも誠実に向き合う人柄が作品からも感じられると思います。あとは阿部純子さんの不思議な存在感。要注目です。
ーー2022年も映画・ドラマに出演作を楽しみにしています。ちなみに、今後演じてみたい役柄などはありますか?
笠松:意外と思われそうですけど、保育園の先生役とかやりたいですね。僕、保育園でバイトをしていたこともあるぐらい、子供が大好きなんです。子供たちからあふれるパワーをもらって、いろんなことやりたいです。あとは、猫をずっと可愛がっているような役かな(笑)。
ーー子供に猫と、『全裸監督』などで笠松さんを知った人はイメージとのギャップがあるかもしれないですね(笑)。
笠松:インスタにも載せていますけど、“うに”と名付けた猫を飼っているんです。家では彼女(うに)に向かっていつも一人でしゃべってます。めちゃくちゃ可愛いんですよ(笑)。
■放送情報
『岸辺露伴は動かない』
NHK総合にて放送
第4話「ザ・ラン」 12月27日(月)22:00~22:49
第5話「背中の正面」 12月28日(火)22:00~22:49
第6話「六壁坂」 12月29日(水)22:00~22:49
(第1~3話:2020年12月放送)
出演:高橋一生、飯豊まりえ
第4話ゲスト:笠松将
第5話ゲスト:市川猿之助
第6話ゲスト:内田理央
第4話:真凛、中村まこと、増田朋弥、小水たいが、濱正悟、春木生
第5話:栄信、渡辺翔
第6話:渡辺大知、中島歩、井上肇、白鳥玉季、吉田奏佑ほか
原作:荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない』
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔
演出:渡辺一貴
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
制作統括:鈴木貴靖、土橋圭介、平賀大介
制 作:NHK エンタープライズ
制作・著作:NHK、ピクス
(c)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(c)NHK・PICS
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<応募締切>
2022年1月7日(金)