多部未華子が考える、家族の大切さと仕事との向き合い方 「時間の使い方はより慎重に」

多部未華子が語る、仕事との向き合い方の変化

「仕事に対する向き合い方がいい方向に変わった」

『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』

ーー映画のテーマで言うと、前作以上に“家族の大切さ”が際立っているように感じました。

多部:家族の間でコミュニケーションを取ることは本当に大事だなと思います。家族って、自然と“自分にとっての一番の味方”になり得る存在だと思うので。今回の映画を観て、その存在だけで家族をよりひとつにまとめるティナちゃんがいて……、ちょっと頼りないボス・レディがいて……というように、家族には1人1人に役割があるんだとも感じました。それはこの作品のメッセージのひとつだと思います。

ーー親の視点と子供の視点、どちらの視点で観ることもできますよね。

多部:そうですね。「自分が子供の頃ってどんな感じだったんだろう」とこの作品を通しても思いましたし、自分の子供時代だったり、「多部家ってどういう家族だったんだろう」と考えることが増えました。

『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』

ーー多部さんどんな子供だったんですか?

多部:子供の頃はとても引っ込み思案で、おとなしかったです。今もそうかもしれませんが、全くキャッキャキャッキャするタイプではなかったですね。友達のお母さんに「何か買ってあげるから選んでいいよ」と言われても、「大丈夫です、ありがとうございます」みたいな(笑)。でも、このお仕事を始めてから変わったような気がします。

ーーそれはどう変わったんですか?

多部:今の性格だったら「じゃこれとこれとこれをお願いします」と言えるような図々しさみたいなものがあります(笑)。逆に子供の頃の方が遠慮していたし、周りの目を気にしていましたね。

ーーそれがこのお仕事を始めてから変化していったと。

多部:仕事の性質もあると思うのですが、強くなったのかもしれません。私自身、自分が頑張るからみんなも一緒に頑張ってほしいというタイプなんです。けれどそれは逆も然りで、みんなが頑張っていたら、私もより頑張らないといけない、と思いますし。責任感を持ちつつ、しっかり期待に応えられるようにしようと考えると、やっぱりお互いに遠慮などはしなくてもいいかなと思うようになりました。

多部未華子

ーーボス・レディは“仕事とプライベートの両立を大切にするイマドキ女子”という設定です。多部さんが考える仕事とプライベートの両立について教えてください。

多部:去年の終わりぐらいから今年にかけては必然的に仕事を減らさなければいけないところもあって、自分の仕事のペースが大きく変わった1年でした。それはこれからも変わってくるだろうと思います。でも、仕事をする1日1日がより大切に思えるようになりました。今までは「明日は6時からか~」と思っていたような毎日が、逆に大切に思えるようになったというか。お仕事自体はもちろん楽しいので、お仕事をいただけることのありがたさを改めて感じたり、意識が変わってきたように思います。プライベートな時間がより増えた分、仕事に対する向き合い方がいい方向に変わったなと思います。

ーー自分自身がやりたいと思う仕事に変化が生じたりも?

多部:今までも“やりたいことしかやりたくない”という精神でやってきたので、そこまで変わらないとは思います。ただ、自分自身も年齢を重ねて、プライベートでも変化があったので、時間の使い方はより慎重に考えていかないといけないかなとは思います。

ーー5年後、10年後にはどのような大人になっていたいですか?

多部:自分が大切だと思う人ーー家族などーーに、「大切だな」と思ってもらえる人間になりたいです。

映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』多部未華子さんからメッセージ到着!

■公開情報
『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』
全国公開中
声の出演(字幕):アレック・ボールドウィン
声の出演(吹替):ムロツヨシ、多部未華子、芳根京子、宮野真守、乙葉、石田明(NON STYLE)
製作:ジェフ・ハーマン
監督:トム・マクグラス
配給:東宝東和、ギャガ
原題:The Boss Baby: Family Business
(c)2021 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:bossbaby.jp
公式Twitter:@Dreamworks_JP
公式Instagram:@dreamworks_jp

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<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
2022年1月1日(土)

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