『ハンオシ』初恋相手役がハマる倉科カナ 坂口健太郎演じる百瀬がもたらす“不意キュン”も

『ハンオシ』初恋相手役がハマる倉科カナ

 幼少期から両親は海外生活で、祖母も小料理屋を営んでいた明葉も、美晴同様“実家の温かさ”を味わうことなく過ごしてきたようで、百瀬家で兄夫婦と一緒に鍋をつついて食卓を囲んだのが思いの外楽しく心地良かったようだ。確かに、一人暮らしは自由で、なかなかその自由さ・気楽さを手放すことは惜しくもあるが、一方で“誰かと暮らしていたら当たり前にあるもの”が一人暮らしの中にはないこともある。

 明葉が、自身の注文ミスのために急遽限定販売することになったモモズバーガーのチラシを作り街中で配布する姿に遭遇し「あなたで良かったです」と口にする百瀬。百瀬の言葉には嘘がなく、そして内省の末に発せられていることがよく伝わってくる。なるほど、この緩急ある百瀬の対応が“不意キュン”とやらをもたらすようだ。

 麻宮(深川麻衣)や牧原(高杉真宙)たちが、これから百瀬や明葉にどう関わってくるのかも含め、“美晴を想う百瀬のことが気になる明葉”という一方通行な矢印たちの向きがどう変わっていくのか見守りたい。

■放送情報
火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』
TBS系にて、10月19日(火)スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:清野菜名、坂口健太郎、倉科カナ、高杉真宙、深川麻衣、田辺誠一、前野朋哉、中川翔子、笠原秀幸、小林涼子、森永悠希、長見玲亜、岡田圭右、木野花
原作:有⽣⻘春『婚姻届に判を捺しただけですが』(祥伝社『フィール・ヤング』連載中)
脚本:田辺茂範、おかざきさとこ
演出:金子文紀、竹村謙太郎ほか
プロデューサー:松本明子、那須田淳
編成:宮崎真佐子(※「崎」は「たつさき」が正式表記)
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS

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