『真犯人フラグ』新たな味方と手がかりが 桜井ユキ、柿澤勇人らの怪しい会話に注目

『真犯人フラグ』桜井ユキらの会話が怪しい?

 匿名の電話によって、相良家の基礎工事のコンクリートに光莉(原菜乃華)のローファーが埋まっているのが発見される。一方、瑞穂(芳根京子)はドライブレコーダーの映像を調べあさり、凌介(西島秀俊)の家族がいなくなった10月15日の17時18分に真帆(宮沢りえ)たち3人が一緒にいる映像を発見するのである。10月24日に放送された『真犯人フラグ』(日本テレビ系)第3話は、新たな味方が加わり、新たな手がかりが得られると同時に、怪しげだった登場人物の意味深な会話がどうにも気に掛かるエピソードとなった。

 住宅会社の林(深水元基)から工事の中断を勧められるものの、「あの家で家族一緒に暮らしたいんです」と譲らない凌介。そんななか凌介は、見知らぬ男から光莉の好きだった絵本を渡され、そこには「事件についてお話ししたいことがあります」というメッセージが。コンタクトを取り、待ち合わせ場所の“至上の時”に現れた一星(佐野勇斗)。ベンチャー企業の社長を務める彼の口から、光莉と交際していたことを告げられショックを受ける凌介。そして一星は、光莉がストーカー被害に遭っていたことを話しはじめるのである。

 今回のエピソードの中には、何やら意味深な会話を繰り広げる登場人物が2組いた。まずは凌介が家を建てる住宅会社「住愛ホーム」の林と、その上司である井上(戸田昌宏)。工事の中断に同意しない凌介をなんとか説得しろと林に命じる井上は、「これ以上ややこしくなると、お前の縁談にも“あっち”にも影響が出るかもしれない」と脅しめいた言い回しをするのだ。そしてもうひと組は、サッカー教室のコーチ・山田(柿澤勇人)と菱田(桜井ユキ)だ。

 山田が近付いた瞬間にさっと距離を取る菱田。「あれ以来」「万が一話が食い違うとまずい」「変に疑われたくない」。前者の2人よりも、こちらの2人の会話の方が事件と直接的に関わっているようなニュアンスが伝わってくる。もちろん菱田が凌介の元に持ってくるカレーもかなり怪しいわけだが、これはどちらかというと『あな番』における尾野さん的なニュアンスを感じてしまう(凌介が河村たちとの会話の中で“パラレルワールド”というのは『あな番』の劇場版に引っ掛けているのだろうか)。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる