『イカゲーム』、韓国のフライドチキン業界にも影響!? ファン熱望も広告モデルを断る
Netflixドラマ『イカゲーム』に出演したオ・ヨンスが、韓国の人気フライドチキンチェーン「カンブチキン」の広告モデルのオファーを受けたが断ったと伝えられた。
『イカゲーム』は、『新しき世界』『サバハ』のイ・ジョンジェが出演し、『トガニ 幼き瞳の告発』『怪しい彼女』などのファン・ドンヒョク監督らが集結して贈るサバイバルスリラー。ある日謎のゲームへの招待状が、金に困っている崖っぷちな人々の元に届き、年齢・職業もバラバラな456人の参加者は、悲惨な現状から抜け出すべく、賞金456億ウォンを目指し、子供の頃に遊んだゲームを想起させる“命懸けのサバイバルゲーム”に挑むことになる。ただし子供時代に遊んだゲームと違うのは、敗者には容赦ない死が待っているということだった。
オ・ヨンスは、『イカゲーム』の第6話「カンブ」で繰り広げられたビー玉遊びのゲームにて、イ・ジョンジェ演じるギフンとペアになり、「カンブ」をしようと提案したイルナムを演じた。「カンブ」とは、韓国でめんこやおはじきなどの遊びをするときに、お互いのめんこやおはじきを共有できる友達を意味する言葉だ。
ネット上では『イカゲーム』ファンから、オ・ヨンスが「カンブチキン」のモデルになること希望する声も相次いでいた。「カンブチキン」側は、オ・ヨンスに広告モデルを提案したが、オ・ヨンスが広告内で作品の中の単語を直接言及することにより、作品の中で演じたシーンの意味が薄れないかを懸念し、「俳優としての座を保ちたいと思う」という意思から複数回にわたったオファーを断ったという。
韓国ではチキン業界の競争が激しく、そのために各社トップモデルをCMに起用するケースが多い。その戦略は、売上高の向上にも直接的な影響を与えている。過去には、「BHCチキン」がチョン・ジヒョンをモデルに起用し、「出演作『星から来たあなた』のドラマに後押しされ、売上高が大幅に増えた。認知度を高めることに役立った」としている。なお、「カンブチキン」はかつて、日本でも長瀬智也主演でリメイクされた『ごめん、愛してる』などに出演したソ・ジソプをモデルに抜擢している。
※参考
・http://view.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2016032411011653274
・https://www.chosun.com/culture-life/culture_general/2021/10/06/2CCQYIZ3NNERJFNXS4ZJ6DWOBY/
■配信情報
Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』
Netflixにて全話独占配信
脚本・監督・演出:ファン・ドンヒョク
出演:イ・ジョンジェ、パク・ヘス、オ・ヨンス、ホ・ソンテ、ウィ・ハジュン、キム・ジュリョン、トリバティ・アヌファム、イ・ユミ