『エターナルズ』は“マーベルがまだやっていないこと”に挑戦? リチャード・マッデンが語る

リチャード・マッデンが語る『エターナルズ』

 11月5日に公開されるマーベル・スタジオ映画『エターナルズ』に出演するリチャード・マッデンのコメントが到着した。

 『ノマドランド』のクロエ・ジャオが監督を務める本作は、“アベンジャーズ”を超越した新たなヒーローチームの活躍を描くマーベル・スタジオの新作映画。

 『ゲーム・オブ・スローンズ』や『シンデレラ』などで知られるマッデンが演じるのは、アベンジャーズに次ぐ新たな最強のヒーローチーム“エターナルズ”のメンバーで、目からビームを放出する能力を持つイカリス。そんなマッデンは本作について、「マーベルがまだやったことのないことをしている」と強い自信を語る。

 “エターナルズ”は、何千年もの間、人類を静かに見守り、文明の進化を陰で支えてきた10人の守護者。メンバーにはそれぞれ物質変換や幻影、瞬間移動など様々な超人的能力が携わっているうえ、不死に近い寿命を持ち合わせている。目からビームを放出するほかにも、自由に空を飛ぶ能力まで持ち合わせるイカリスを演じたマッデンは、本作に対し「『エターナルズ』は単なるスーパーヒーロー映画ではありません。マーベルは変化し、上昇し、常に成長し続けます。僕たちは、マーベルがまだやったことのないことをしていると、本気で思っています」と、これまで多くのスーパーヒーロー映画を誕生させたマーベルにとっても、初挑戦となる壮大なスケールで描かれていることへの自信を見せた。

 マーベルが描いてきた『アベンジャーズ』シリーズは、2008年に公開された『アイアンマン』をはじめ、『インクレディブル・ハルク』や『マイティ・ソー』、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でそれぞれ描かれてきたスーパーヒーローたちが、2012年に公開された『アベンジャーズ』で集結したところから始まった。世界中から注目されていた『アベンジャーズ』は全世界で15億ドル以上の興行収入を記録し、当時は世界的大ヒット作『アバター』と『タイタニック』に続く、3番目の記録となるほどの人気を獲得。

 それ以降も、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『アントマン』、『ドクター・ストレンジ』などフェーズごとに新しいスーパーヒーローの姿が描かれ、『アベンジャーズ』シリーズは全世界から期待される大人気シリーズとなった。そして世界中が待望する中、2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、これまで登場したスーパーヒーローたちが大集結し、地球を超えた宇宙での戦いや過去へのタイムトラベルなど、時空までをも超える壮大なスケールで描かれ、興行収入は27.9億ドルを超え当時の記録を塗り替えた。

 そんな全世界を圧巻させた『アベンジャーズ』シリーズをもはるかに超える壮大なスケールで描かれるという本作。マッデンは、「世界はストレートなスーパーヒーロー映画を観てきたので、今は何か新鮮なものを求めていると思います。だからこそ、どうやってもっと面白くするか?を考える必要があり、『エターナルズ』ではそれができたと思っています」と、本作がこれまで描かれてきたスーパーヒーロー映画を、より進化させた作品であることを示唆した。

■公開情報
『エターナルズ』
11月5日(金) 全国公開
監督:クロエ・ジャオ
出演:ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、マ・ドンソク、キット・ハリントンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021

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