『SATC』シリーズのウィリー・ガーソンが死去 多くの俳優仲間が追悼コメントを投稿

俳優ウィリー・ガーソンが死去

 『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズで知られる、俳優のウィリー・ガーソン氏が、2021年9月21日(米国時間)に逝去した。57歳だった。報道によると、ガーソン氏は膵臓がんを患っており、家族に見守られながら息を引き取ったとのこと。闘病期間は短かったと伝えられている(参照:Sex and the City Star Willie Garson Dead at 57)。

ウィリー・ガーソン(写真:Splash/アフロ)

 ガーソン氏は『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズにて、主人公・キャリーの親友であるタレントエージェントのスタンフォード・ブラッチ役を演じ、ドラマシリーズと映画版2作品にも出演。現在製作中の続編ドラマ『And Just Like That...(原題)』の撮影にも参加しており、同作が遺作とみられる。

 そのほか、『ホワイトカラー』のモジー役をはじめ、『HAWAII FIVE-0』『SUPERGIRL/スーパーガール』など多数のドラマ作品に出演。1990年代には『恋はデジャ・ブ』(1993年)や『メリーに首ったけ』(1998年)、『マルコヴィッチの穴』(1999年)など多数の映画にも登場している。

 逝去の報について、『セックス・アンド・ザ・シティ』の製作総指揮を務めるマイケル・パトリック・ハリスはコメントを発表。「私たちは家族の一員、素晴らしいウィリー・ガーソンを失いました。『And Just Like That...』の撮影中は、彼の仕事に対する精神と献身を感じる日々でした。闘病中にもかかわらず、全力を投じてくださいました。俳優として、また人としての素晴らしさを誰もが恋しく思うことでしょう。つらく悲しい時間を、彼との明るく楽しい思い出に慰められています」と悼んだ(参照:Willie Garson, ‘Sex and the City’ and ‘White Collar’ Actor, Dies at 57)。

 ガーソン氏の逝去について、共演者や関係者は相次いで追悼のコメントを発表。『セックス・アンド・ザ・シティ』ミランダ・ホッブス役のシンシア・ニクソンは「私たちは彼のことが大好きでしたし、彼との仕事は本当に楽しんでいました。画面の中でも、実生活でも本当に愉快な人で、明るさや友情の源であり、業界の知恵も教えてくれました。いつでも完璧なプロフェッショナルだったのです」と投稿した。

 サマンサ・ジョーンズ役のキム・キャトラルも「本当に悲しい知らせであり、ファミリーにとって本当につらい別れです。親愛なるウィリーに哀悼を、安らかに」と記した。

 同じく『セックス・アンド・ザ・シティ』で、ガーソン氏扮するスタンフォードのパートナーであるアンソニー・マレンチノ役を演じたマリオ・カントーネは、「これ以上のテレビ・パートナーはいませんでした。悲しみに打ちのめされています」と胸中を明かし、「あなたは神様からの贈り物でした。大切な友人よ、安らかに。大好きです」とメッセージを送っている。

 
 
 
 
 
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マット・ボマー公式Instagram

 『ホワイトカラー』で主人公のニール・キャフリーを演じたマット・ボマーは、内心の悲痛を隠すことなく追悼文を公開。「ウィリー、僕には理解できない、こんなのはおかしい。この1年、勇気と立ち直ること、愛することをたくさん教えてくれたのに。あなたのいない世界をまだ受け入れられません。笑いたい時、元気をもらいたい時に電話をかけられないなんて」。ボマーはガーソン氏について、「僕をよりよい存在に高めてくれた人、いつも笑顔にさせてくれた人」だったと表現している。

 
 
 
 
 
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ネイサン・ガーソンのInstagramより

 なお、ガーソン氏の息子であるネイサン氏は、Instagramにて「パパのことが大好きです。安らかに眠ってください。冒険の日々を聞かせてもらえたこと、そして成し遂げられたことの数々を誇りに思います」と記した。

 俳優・映画監督のベン・スティラーは、ネイサン氏に向けて「お父さんは強い人であり、役者仲間に尊敬されていました。彼の哲学は、誠実であること、全力を尽くすこと。彼と知り合えたことに感謝します。本当に、本当に愉快な方でもありました」と書いている。

 
 
 
 
 
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クリス・ノース公式Instagramより

 そのほか、『セックス・アンド・ザ・シティ』でミスター・ビッグ役を演じたクリス・ノース、ドラマ版『ワンダーウーマン』シリーズのリンダ・カーターが訃報に対して反応。

 さらに、ドラマ『ハンニバル』の脚本家であり、『プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜』でガーソン氏とのタッグを経験したブライアン・フラーは「ウィリー・ガーソンと『プッシング・デイジー』で一緒に働けたことほど喜ばしいことはない。彼はいつも冗談を言っていました。多くの人が彼を恋しく思うでしょう、安らかにウィリー」と、投稿。このようにハリウッドの俳優やスタッフから続々とメッセージが寄せられている。

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