『また、あなたとブッククラブで』のドライブ感 『SATC』を思い出すような会話劇を堪能

『また、あなたとブッククラブで』のドライブ感 『SATC』を思い出すような会話劇を堪能

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、今年は映画よりも本を多く読んだ1年だった安田が『また、あなたとブッククラブで』をプッシュします。

『また、あなたとブッククラブで』

 年末となり、慌ただしい季節となりました。例年であれば、学生時代からの友人と今年観た映画について語る「映画会」なるものを開催しているのですが、今年はコロナの影響もあり、対面で開催することは難しそうです。これまでの当たり前だったものが続々と形を変えていくさまは、いよいよコロナは本当に世界を変えてしまったんだなと感じてします。

 今週取り上げるのは『また、あなたとブッククラブで』。ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェンといった大女優のアンサンブルが楽しめるヒューマンドラマですが、本作が舞台にしているのが、前述の「映画会」のような、ブッククラブという「読書会」です。

 読書会とは、固定のメンバーが定期的に集まり、課題にした一冊の本について、意見を交換し合うというものです。日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは、TV番組の企画として人気を博したこともあるなど、ある程度の一般性を獲得しているようです。今回共演した4人も学生の頃から欠かさず定期的にブッククラブを開催しているという大親友の役柄。長い友人同士で作品について語り合う姿は微笑ましく、こんな関係性をなんとも羨ましく感じてしまいます。

 物語は、そんなブッククラブのお題が、イギリスのベストセラー官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(著:E・L・ジェームズ)に決まったことからはじまります。映画化もされた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ですが、スキャンダラスで若きパッションに満ちた作品。いつもとは全く違う雰囲気の課題図書に彼女たちは、戸惑いを見せます。

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