『ワンダヴィジョン』がエミー賞を受賞 マーベル・スタジオにとって初の快挙に

『ワンダビジョン』マーベル初のエミー賞受賞

 日本時間9月12日、13日に、第73回エミー賞に先駆けて「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」の受賞が発表された。本アワードはアメリカのテレビ番組における技術面などの業績が認められて授与される賞。主にプロダクションデザイナー、セットデコレーター、ビデオエディター、衣装デザイナー、撮影監督、キャスティングディレクター、サウンドエディターといった番組の製作側が受け取るものになっている。そして、エミー賞の前哨戦としても認識されているのだ。

 今回クリエイティブ・アーツ・エミー賞で最多受賞を果たしたのは、Netflixオリジナルシリーズの『クイーンズ・ギャンビット』。キャスティング、シネマフォトグラフィー、作曲部門をはじめとする9部門を受賞した。続いてディズニープラスの『マンダロリアン』が特殊効果、スタント・パフォーマンスなどの7部門を受賞。

 結果としてNetflixが34のトロフィーを獲得し、ディズニープラスが13、HBO/HBO Maxが10、NBCとApple TV+がそれぞれ7、VH1が5という結果になった。ぞれぞれのストリーミングサービスや局の受賞作品を見ていくと、NBCは『Saturday Night Live』が7賞、Netflixは『クイーンズ・ギャンビット』のほかに『ラブ、デス&ロボット』が6賞、『ザ・クラウン』が4賞、VH1’sからは『ル・ポールのドラァグ・レース』が4賞、Apple TV+からは『テッド・ラッソ』が3賞、そしてエミー賞常連作として知られるFXの『ポーズ』も3賞を受賞した。

 特に、ディズニープラスからの『ワンダヴィジョン』の受賞が注目を浴びている。本シリーズは衣装賞のファンタジー/SF部門、美術賞のドラマ部門、そして音楽賞の歌曲部門を受賞。受賞歌曲に選ばれた「すべてアガサの仕業」は、クリステン・アンダーソン=ロペスとロバート・ロペスのタッグが手がけたもの。二人はこれまでも、ディズニーの『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」や、『リメンバー・ミー』の「リメンバー・ミー」で2度もオスカーを受賞している気鋭のソングライター。今回が二人にとって初の、そしてマーベル・スタジオにとっても嬉しいエミー賞初受賞となる。

 「すべてアガサの仕業」は第4話での披露以降、iTunesサウンドトラックチャートで1位を獲得。キャスリン・ハーン演じるアガサ・ハークネスが、自身が黒幕であることを明かす内容となっている。今回、エミー賞受賞に際してアンダーソン=ロペスは「『ワンダヴィジョン』のトラックを書いたことは私たちにとって夢が叶った出来事でした」と述べ、歌曲を歌ったハーンに対し「彼女が私たちの曲を、次の、次の、そのまた次のレベルまで上げてくれた」とコメントした。

■配信情報
ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』
ディズニープラスにて配信中
監督:マット・シャックマン
脚本:ジャック・シェイファー
出演:エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー
原題:WandaVision
(c)2021 Marvel



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