『わかっていても』ジェオン、ナビへの覚悟は本物か? 男同士の恋愛相談がもたらした変化
Netflixで配信中の韓国ドラマ『わかっていても』が、ついに最終回を迎える。前回の第9話では、今までナビ(ハン・ソヒ)を翻弄し、からかっていたジェオン(ソン・ガン)が、ついに「付き合おう」とナビに言った。付き合うことが面倒だと考えていた、以前のジェオンからは予想できない変わり様だ。
そんなジェオンに変化をもたらしたキッカケの1つと言えるのが、ナム・ギュヒョン(キム・ミンクィ)との会話だ。第6話劇中、ナビと関係がこじれているジェオンに、ギュヒョンは「相手は真剣だ。本気で向き合ってやれ」とアドバイスをした。その一方で、ギュヒョンはオ・ビンナ(ヤン・ヘジ)との関係に悩んでいることをジェオンに打ち明ける。ずっと男遊びしてきたビンナは真剣にギュヒョンと向き合えず、ギュヒョンは「恋人だという確信と俺への真剣な気持ち」を望んでいると話すが、ジェオンは直後に「非現実的だ。確信したとたん関係はもろくなる」と心の中で思うほど真逆の考えを持っている。
しかし、対称的な2人だからこそ、発見する変化もある。テニスをする場面で「上手くやりたいのにできない」と話すジェオンに、「欲を出すと上手くいかない。欲が出たら懸命にやればいい」とギュヒョンが助言する。プレーに対する悩みだが、ギュヒョンの言葉は恋愛にも通ずるところもあり、ジェオンは初めて自分が欲を持っていることに気づいた。ジェオンにこの欲が生まれたのは、ナビに好意を寄せるライバルのヤン・ドヒョク(チェ・ジョンヒョブ)が登場したからではないか。