Snow Man 佐久間大介、“好き”を追求し声優へ 『白蛇:縁起』でみせた好演
7月30日に公開されたフル3DCGアニメ映画『白蛇:縁起』で声優・三森すずことダブル主演を務めたSnow Manの佐久間大介。ジャニーズでは宮田俊哉(Kis-My-Ft2)と並んでアニメ好きと知られている佐久間。声優初主演作となる同作でアイドルの枠を超え、声優という新たなジャンルで才能を開花させ大きな話題となっている。
唐の時代を舞台に種族や境遇を超えた「真実の愛」を壮大なスケールで描く本作。佐久間が演じるのは人間の少女の姿をしている白蛇の妖怪・白を助ける捕蛇村に暮らす少年・宣。ふたりは失われた白の記憶を取り戻すために旅に出る。旅の途中で次第に惹かれ合う二人だが、白の正体が明らかになっていく……。
佐久間が演じる宣は優しく前向きなキャラクターで、普段の佐久間と通ずるものがある。作品中、佐久間は持ち味である張りのある美声をいかんなく発揮しているほか、微妙な声の抑揚やトーンの変化、息遣いなどを使い分け、宣の気持ちの変化や感情を表現している。佐久間の演じる宣というキャラクターを通じ、ストーリーに引き込まれたはずだ。佐久間の魂のこもったセリフの数々は見る人の心に強く響いたに違いない。
プライベートでもアニメやゲーム好きと知られる佐久間であるが、2020年にはテレビアニメ『ブラッククローバー』(テレビ東京系)の第140話でオリジナルキャラクター、マクサ・ノースとして念願の声優デビューを果たしている。その際も共演した声優・露崎亘が「収録時には存じ上げなかったんですが、先録りしてあったセリフを聴きながら収録しましたけど、『どこかの新人声優さんかな?』って思ってました」とツイートするほどの出来栄えだった。
また『それSnow Manにやらせて下さい』(Paravi)では乙女ゲームのアフレコに挑戦する「胸キュンボイス」企画でセリフを考えるために1時間を費やして挑み好成績を残しているほか、同番組が地上波になってからも有名声優にSnow Manが即興アフレコ対決を挑む「VS“声優の神”編」でメンバーの先頭に立ち“神喰い”にチャレンジしている。番組中も佐久間はゲストの声優に対し常にリスペクトを失わない姿勢を貫きながらも実に生き生きとアフレコする姿が印象的だ。
佐久間のアニメやゲームに対する熱い思いは歌番組でも披露された。7月17日にSnow Manが『シブヤノオト』(NHK総合)に出演した際に『ウマ娘 プリティーダービー』と共演。「うまぴょい伝説」をTV初披露したシーンでも佐久間の強火オタクっぷりにSNSが騒然となった。番組内で『ウマ娘』の大ファンだと明かした佐久間は課金してすべてのキャラクターを持っていることを明かし、早口で熱く愛を語った。さらには曲に合わせて全身全霊でコールとオタ芸を披露。Twitterでは佐久間がコールした「俺の愛馬が!」をはじめ“佐久間アニキ”という意味の「佐久間ニキ」がトレンド入りするなど大きな反響を得ていた。
7月23日には特別番組『Snow Man 佐久間式 ゾンビランドサガ聖地巡礼ツアー』(TVQ九州放送)も放送。好きなアニメとして『ゾンビランドサガ』(TOKYO MXほか)を挙げていた佐久間だからこそ実現した特別番組と言えよう。