中村アン「姿を消せていたとしたら嬉しい」 『着飾る恋』でイメージ脱却の裏側を明かす

中村アン「姿を消せていたとしたら嬉しい」 『着飾る恋』でイメージ脱却の裏側を明かす

 主人公の“着飾る女”こと真柴くるみ(川口春奈)が、シェアハウスで暮らす価値観の違う人々との関わりを通して、鎧を脱ぎ捨て、自分らしく生きていく姿を描くドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系) 。

 ヒロインと同じく、話数が進むにつれ、ルームシェアメンバーそれぞれに変化が描かれるのも本作の面白いところ。その中のひとりが、アーティストの卵で、一匹狼な姿が目立っていた羽瀬彩夏だ。

 羽瀬には、若手芸術家の登竜門と言われる「ART NEW WAVE2021」の最終選考に落選、妊娠疑惑など、様々なことが起こった。しかし、その度に陽人(丸山隆平)らの支えで人の温かさに触れ、打ち解けていくなかで態度にも親しみやすさが感じられるようになった。今回、羽瀬役を演じる中村アンに、長年伸ばしていた髪を切って臨んだ役作り、そして印象的だった第4話について振り返ってもらった。もちろん、続きが気になる陽人との今後の見どころも教えてくれた。

「今までのイメージを脱却したかった」

――羽瀬彩夏は、これまで中村さんが演じてきた役柄にはないタイプかと思います。

中村アン(以下、中村):はじめに「ボーイッシュで、孤立している感じで」と監督からオーダーがありました。今までの私はキャリアウーマンだったり、秘書だったり、相手の気持ちを汲み取って行動する役柄が多かったので、自己中心的というか、「みんなが私に合わせて」という役はあまり経験がなくて。声のトーンとか歩き方とか、あまり目線を合わせないことを意識して、ちょっと浮いた感じを出せるようにと思っています。

――そんな羽瀬も、徐々に柔らかくなってきている印象があります。

中村:第4話でみんなの愛を感じて、そこから心を開くんですけど、それまではみんなに心を閉ざしているところがあって。現場は和気あいあいとしているけど、お芝居では距離感を意識するよう心がけていました。

――あえて現場でひとりでいる、ということも?

中村:そこまではなかったです。でも、第3話でサービスエリアに行ったときに、初めてみんなと対面して話すシーンがあり、バイト先の彼(清水/加治将樹)のことを聞かれて、わりと正面を向いて話していて。すると「ちょっと溶け込みすぎですね」と。プロデューサーさんに言われ、羽瀬というキャラクターをもっと意識しなければ!とハッとしました。

――ドラマの反響は届いていますか?

中村:髪型のせいか、最後にクレジット出ているのに「中村さんはどこにいたんだろうか」と(笑)。でも、それが嬉しいです。今回は、メイクも眉毛と肌だけで、まつげも上げず、マスカラもつけず、ほぼノーメイクという感じです。羽瀬ちゃんを通して今までのイメージを脱却したかったので、姿を消せていたとしたら嬉しいです。

――制作発表会見では、「この作品がターニングポイントになるようにがんばりたい」とお話しされていました。

中村:長年続けてきたロングヘアを切って臨んだ作品ですし、“こういう役もできる”っていうところを見せたかったです。あとは本当に羽瀬ちゃんがすごく好きですね。この作品がターニングポイントになる、ターニングポイントにしよう、という気持ちで臨んでいます。

――ショートカットにされて、いかがですか?

中村:めちゃくちゃ快適です。これまでの“中村アン”というイメージから解放されて役に入りやすくなりましたし、すごく楽しいです。

――髪を切ることで、心境の変化もありそうです。

中村:いい意味で“中村アン”のイメージから少し離れられた気がしています。今は羽瀬ちゃんを通して素直に役を楽しめるというか。“役を演じる”という意味が、少しわかったような気がします。

――共演者の方も驚かれたのでは?

中村:マスクもしていますし、はじめはみなさんに気付いてもらえなくて。春奈ちゃんも、5回くらい「おはよう!」って言ってるのに、「え?」みたいな感じでした(笑)。でも、意外と女性から好評なのが嬉しいですね。

――ちなみに、男性陣はどうでしょう?

中村:流星くんは「かっこいいっすね。本当」って、すごく褒めてくれます。丸山さんも「ええやん」と言ってくれて。みんな優しいです。

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