中村アン「姿を消せていたとしたら嬉しい」 『着飾る恋』でイメージ脱却の裏側を明かす
心に響いた第4話の「強くなれ」
――ルームシェアメンバーの川口さん、横浜(流星)さん、丸山さん、夏川(結衣)さんについて、撮影前と今で、イメージが変わったような方はいらっしゃいますか?
中村:結構、年が近いですし、みんなフレンドリーです。春奈ちゃんも流星くんも共演したことがあって、丸山さんもバラエティとかで会ったことがあったので、印象の変化はないですね。初共演の夏川さんにお会いするのが一番緊張したんですけど、ものすごくチャーミングな方で。朝も一番元気ですし(笑)、すごく優しく導いてくださいます。
――休憩中の雰囲気もよさそうですね。
中村:シェアハウスの真ん中に机があるので、みんながそこに集まって、他愛もない会話をしたり。あとはワンちゃんがいるので、みんなでワンちゃんと遊んだりもしていますね。かなり和やかな現場だと思います。
――なかでも印象的だった共演者とのエピソードは?
中村:なんだろうなぁ……でも、みんなは(撮影中に)一緒にご飯とかを食べてるんですけど、羽瀬ちゃんはひとりで絵を描いたり遠くにいることが多いので、入りたいな、うらやましいな、という気持ちでいました(笑)。
――監督、プロデューサーから言われて、印象的だった言葉も教えてください。
中村:刺さる言葉はいろいろとあるんですけど、第4話のときに「素直になるって簡単なことなのに、難しいことの一つ」と言われたことはよく覚えています。素直になれないことをどう表現しようって、毎回考えていますね。でも、とても温かく、「自由に楽しんで演じてください」と言ってくださるんです。まずはやってみて、そこから導いてくださるので、「思い切ってやろう」という気持ちを尊重してくれます。
――現場で刺激を受けたり、女優として学びになるようなことはありましたか?
中村:夏川さんの「え?」とか「は?」とか、合いの手がすごいです。“驚く”って、ワンパターンになりがちで一番難しいんですけど、いろんな声で演じ分けられていて、本当にすごいなぁと。それを、近くで見ています(笑)。
――演じる中で、自分とリンクして、グッときたようなシーンがあれば聞かせてください。
中村:第4話で、香子さん演じる夏川さんに抱きしめられながら「強くなれ」と言われるシーンがあったんですけど、それは羽瀬ちゃんとしてもそうですし、私自身にもすごく刺さりました。日常でも強くならなきゃ、と思うことはいっぱいあるけれど、あんな風に心細いときに、抱きしめてもらって背中を押してもらうと、自然と涙が溢れてきます。すごく心に響きました。
――セリフ以上に感じるものがあった、と。
中村:やっぱり目と目が合った時に、言葉より感じるものがあったりします。みんなの顔を見ると、自然とグッときますね。
羽瀬と陽人の恋愛は“箸休め”?
――今後の羽瀬と陽人の恋愛についても気になります。
中村:私たちの恋愛も進んでいくんですけど、主人公2人のようなキラキラした恋愛というよりは、30代のリアルな恋愛なので、ちょっと箸休めというか(笑)。「“あ~、あるある”と言ってもらえたらいいね」と丸山さんともそんな風に話していたので、見守ってもらえたら嬉しいです。
――撮影時は、どのような雰囲気でしょうか?
中村:緊張もするんですけど、「こうがいいかな」とか「どうがいいかな」とか相談しながらやっています。みんなにキュンとしてもらえるように試行錯誤しています。この前(第5話)の流星くんと春奈ちゃんのラストのキスも美しかったですよね……。日常にこういうことがあったら、たしかに嬉しいですね。
――ちなみに中村さんは、もし陽人、駿(横浜流星)、葉山(向井理)が実際にいたら、どなたに惹かれると思いますか?
中村:どうだろう(笑)、う~ん……駿くんかな。陽ちゃんは、優しすぎるんですよね。だから心配になっちゃう。駿くんはまっすぐですし、あんな感じだけど、たぶん思いは強いから。すごく好きなタイプです。
■放送情報
火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
TBS系にて、毎週火曜22:00~22:57放送
出演:川口春奈、横浜流星、 飯尾和樹、山下美月(乃木坂46)、 高橋文哉、赤ペン瀧川、丸山隆平、中村アン、向井理、夏川結衣
脚本:金子ありさ
プロデュース:新井順子
演出:塚原あゆ子
編成:松本友香、川島優子
主題歌:星野源
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
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