『おかえりモネ』藤竜也と蒔田彩珠は祖父と孫の理想の関係? 未知のカキ研究が一歩前進

『おかえりモネ』藤竜也と蒔田彩珠は祖父と孫の理想の関係? 未知のカキ研究が一歩前進

 お盆に帰省した百音(清原果耶)は、ひょんなことから同級生の後藤三生(前田航基)とともに百音の実家で過ごすことに。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』が第4週初日を迎え、百音の妹・未知(蒔田彩珠)がカキの研究に没頭する姿と、百音の家族が営むカキの養殖業と天気とのつながりが描かれた。

 三生は耕治(内野聖陽)によって半ば強引に龍己(藤竜也)の仕事の手伝いをさせられる。作中では、手間暇かけてカキを育てる養殖作業の一部が紹介された。その後、異なる方法でカキと向き合う未知の姿が描かれる。まるで研究室のような自宅の一室で、未知は気仙沼で種ガキを作るための研究をしている。カキの研究に明け暮れる未知の顔は真剣そのものだ。

 百音が家族と食卓を囲んでいると、テレビに朝岡(西島秀俊)が映る。朝岡の天気予報を見て、龍己は「これな、天気、西の方から崩れるぞ」と言った。「おじいちゃん、天気図分かんの?」と驚く百音に、漁師にとって天気図は漁場を読むために必要なデータだと耕治が口にする。漁業と天気の関わりについて話す龍己と耕治を見る百音の顔はどこか楽しそうだった。その後、気象予報士の専門書を読み込む百音の表情は、その内容の難しさからか少し険しかったが、養殖業を営む家族にとって天気が身近な存在だと知れたことは興味深かったに違いない。

 龍己らが昼寝をしていると、未知が興奮した様子で駆け込んでくる。未知の研究が一歩前進したのだ。研究を進めるため、未知が次に決めるべきは、カキの赤ちゃん(浮遊幼生)をくっつけて育てる原盤を海に入れるタイミング。龍己は今後の天気を見据えてアドバイスするが、その決断は全て未知に委ねる。彼らのやりとりをそばで見ていた三生は「ガチだな……」と呟いていたが、SNS上でもこのやりとりについて「このガチな流れ、かっこよかった」「アドバイスはするけど決断はみーちゃんにさせるおじいちゃんとの関係いいな」と話題になっていた。

 第4週初日では未知の研究熱心な姿が印象深かった。そして、雅代(竹下景子)が「お天気には今までだってずっと触れてきたはずなのに、急に目につくようになるから不思議よね」と百音に語りかけていたように、身近な人の仕事から天気とのつながりを感じた百音が、ますます天気に惹かれていく様も感じられる回となった。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

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