『バットガール』映画が進行中 『ミズ・マーベル』も手がける監督コンビを起用?

DC『バットガール』映画化の監督が決定か

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ1週間のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

  The Hollywood Reporter誌が独占記事の形で、DCの『バットガール』映画化にあたり、『バッドボーイズ フォー・ライフ』のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーのコンビ監督を起用する方向と報じました(参照:‘Bad Boys for Life’ Filmmakers to Direct ‘Batgirl’ Movie for Warner Bros. (Exclusive)|The Hollywood Reporter)。バットガールはその名のとおり、バットマンに由来するヒーローでこのヒーロー名を名乗るキャラは複数いるのですが、一番有名な“バーバラ・ゴードンのバットガール”が映画化される模様です。

 バットガールはバットマンの盟友で、ゴッサム市警のゴードン警部の娘。バーバラがバットマンたちを助けるためにバットマンを模したコスチュームを着て悪と戦います。1960年代に作られた、アダム・ウエストの『バットマン』ドラマのシーズン3に登場(なお日
本ではシーズン3が1992年に初放送)。また、アーノルド・シュワルツェネッガーが出演した『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』で設定を変え、アリシア・シルヴァーストーンがこのキャラを演じていました。バットガールの映画化の噂はかつて『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが計画していましたが実現には至らずでした。

 楽しみですが、今回のこの映画が劇場公開作か配信かが気になります。というのも「DCは、メジャーヒーローを使ったイベント的な作品『ザ・バットマン』などは劇場公開、チャレンジングな作品はHBO Maxで配信(必ずしもドラマシリーズという意味ではなく単発の映画として)と棲み分けていく」という関係者のコメントが報じられたこともあり、今回のThe Hollywood Reporter誌もHBO Maxで、という言い方になっているので、少なくとも全米ではHBO Maxの配信映画かもしれません。

 アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーのコンビはMCU×ディズニープラスで準備中の女性ヒーロードラマ『ミズ・マーベル』のエピソードも監督すると言われていますから、マーベル、DCの女性ヒーローを手がけるというすごい経験をしますね。『バットガール』の脚本は『バンブルビー』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のクリスティーナ・ホドソンが手がけるとされていますが、彼女の書いた『バンブルビー』も素晴らしかったので期待できそうです。

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