竹内涼真、俳優として大事にする“体作り” 「鍛えていない体だったら守れない」

竹内涼真、俳優として大事にする“体作り” 「鍛えていない体だったら守れない」

 映画『太陽は動かない』が3月5日より公開中だ。

 本作は、吉田修一の小説『太陽は動かない』『森は知っている』を、『海猿』や『MOZU』シリーズなどを手掛けてきた羽住英一郎監督が映像化した極限のノンストップ・サスペンス。心臓に爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫るという精鋭エージェント鷹野(藤原竜也)と相棒の田岡(竹内涼真)が、次世代エネルギーの極秘情報をめぐって、世界各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦と肉弾戦を繰り広げる。

 東欧ブルガリアで行われた海外ロケでは、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、終日走行させながらのアクションシーンの撮影が行われた。

 ドラマ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系、以下『きみセカ』)が佳境を迎える中、先輩俳優・藤原竜也と初共演した『太陽は動かない』が公開となった竹内涼真。どちらの作品でも命がけの姿を披露しており、近年“サバイブ力”が高めの竹内に、何かを背負う上で大事にしている気持ちや集中力をキープする方法を聞いた。

「ブルガリアでやれたことの財産は大きい」


ーー当初は昨年の5月15日に公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により公開延期、そしてこのたび、約10カ月の期間を空け、無事に公開となりました。

竹内涼真(以下、竹内):当時は残念な気持ちもありましたけど、今回、スタッフのみなさんがいろいろ頑張ってくださって、またこうやって盛り上げていくことができたと思います。

ーー先日の『きみセカ』のインタビュー(参考:竹内涼真×笠松将が見せる『きみセカ』と正反対の関係 「100%の気持ちでぶつかっていける」)のときに、「この作品は『目的を持つ』をテーマにした」と話してましたが、『太陽は動かない』は何をテーマに演じましたか?

竹内:鷹野と田岡は、まずミッションを成功させることが一番の目的なんですが、田岡はそこにまだ辿り着けていないんです。まだ鷹野のようなエージェントになりきれていないから、弱さも見せるし、任務に対して怖いという感情もあって。この世界に入ってしまったけど、“僕には生きるか死ぬかなんて無理だ”という葛藤を抱えているから、田岡のテーマとしては“生きたい”“死にたくない”っていうことを一番の感情として動いていました。

ーー撮影当時を振り返って、羽住英一郎監督の映画づくりはどんな現場でした?

竹内:今回は半年間くらいかけてドラマと映画を連動して撮っていったんです。海外にはアクションの撮影のために1カ月、日本から準備をして行って、撮影先のブルガリアでも準備をして臨みました。すごく丁寧に形にしていきながら、羽住監督のもとドカーンと壮大な撮影ができたことは、「映画作りってこういうことだよな」と改めて経験させてもらいました。このチームの一員として参加できたことは、すごく自分の自信にもなりました。

ーー海外を飛び回るシーンも多いですが、ブルガリアで撮影ができたのは、今の世の中の状況を考えると貴重ですよね。

竹内:今思えば、あのときに行けてよかったなと思うし、貴重な撮影でしたね。大通りを封鎖して車を爆発させたり、列車をずっと動かしながらの撮影とか、日本じゃできない派手な撮影をブルガリアでやれたことの財産は大きいですね。

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ーーアクションシーンはノースタントで演じているそうですね。

竹内:アクションは、海外撮影の2カ月前から、ある程度本番を想定しながらチームで稽古をしていました。だんだん手順が変わったり、やっていくうちに出来上がっていくんですけど、アクションってそれぐらい準備をしてやるものだし、準備をしなきゃいけないものだなと学びました。危険を伴う撮影もあるので、その場に行って、「今からアクションをやります!」だと絶対に作れません。たくさん準備をして、チームで信頼関係を築いてこそ、本番にかっこいいものが生まれるかどうかが決まるんだと思いました。その準備時間をちゃんと作ってもらえたのはとてもありがたくて、すごくいい流れで取り組めたと思います。

ーーやっぱりこのスケールの大きさだと、危険を伴う撮影もあったんですね。

竹内:もちろん大前提として危険なことはしないんですけど、一歩間違えたり集中していなかったら、そういう危険な事態になる、すごく紙一重の撮影なんです。もちろん絶対に大丈夫ですよ。ただ、やっぱり集中して、そこに向かう準備と気持ちがないと怪我をします。転がるという行動ひとつにしろ、自分が準備していくのといきなり転がるのでは、全く違うので。アクションって1日に何シーンも撮影があるわけではなくて、1シーンを1日かけてやったり、それくらい丁寧に撮っていました。

ーー闘うシーンの迫力もすごかったです。アクションの撮影中は、実際に当たっていたりもするんですか?

竹内:本気で殴ったら撮影にならないので、どう見せるかですよね。軽くしか当ててないけど、すごく当たっているように見えたらそれは正解で。本当に蹴ったり殴っているように見えるシーンは、信頼関係で出来上がっていて、今回一緒に帯同したアクションチームに本当に助けて頂いて。『太陽は動かない』でやったアクションは今の『きみセカ』にもすごく活かされています。

ーーアクションシーンは普通に演技をするよりエネルギーも使いそうです。

竹内:力を抜くところと入れるところの緩急が難しいんです。僕なんか1回やったらヘトヘトですけど、アクション部の方が本当にすごいんです。いくら手順を決めても、実際の本番はそこに本気が乗っかるので、テストと同じようにはいかなくて。結果ものすごい訓練をしてリハーサルをやるんですけど、相手が気持ちでグッと入ってきたら僕が避けないといけない。多少あざだったりすりキズはありましたが、ちゃんと体作りもしたおかげで乗り越えられました。

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