エリック・ロメール特集上映4月より開催 『六つの教訓話』シリーズにゴダール主演の短編も
「エリック・ロメール監督特集上映 六つの教訓話 デジタル・リマスター版」が、4月23日から5月20日まで渋谷 Bunkamura ル・シネマにて開催されることが決定した。
今年生誕101年を迎える、生涯にわたって女性を描き続けた恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメール。のちに、80年代の『喜劇と格言劇』シリーズ、90年代の『四季の物語』シリーズへと成熟してゆくロメールが、構想10年、製作期間10年をかけ、一番最初に作った連作が、『六つの教訓話』シリーズとなる。
『六つの教訓話』シリーズとは、2人の魅力的な女性と、そのはざまで運命の愛を求め悶々とする男というフォーマットのもと、パリの街角や湖畔の避暑地、南仏のリゾートなど美しいフランスの風景で織りなされる6つの恋物語。『モンソーのパン屋の女の子』『シュザンヌの生き方』『コレクションする女』『モード家の一夜』『クレールの膝』『愛の昼下がり』の6作品が上映される。
さらに、『カイエ・デュ・シネマ』誌に映画批評を寄稿し始めた頃の若きロメールが撮ったジャン=リュック・ゴダール主演の『紹介、またはシャルロットとステーキ』や、日本初公開(未ソフト化)のロメール自身が出演した『ベレニス』など初期短編6作品も上映される。
■公開情報
「エリック・ロメール監督特集上映 六つの教訓話 デジタル・リマスター版」
4月23日(金)〜5月20日(木)、渋谷Bunkamuraル・シネマにて開催
・『六つの教訓話』シリーズ
『モンソーのパン屋の女の子』
(c)1962 Les Films du Losange
『シュザンヌの生き方』
(c)1963 Les Films du Losange
『コレクションする女』
(c)1966 Les Films du Losange
『モード家の一夜』
(c)1968 Les Films du Losange
『クレールの膝』
(c)1970 Les Films du Losange
『愛の昼下がり』
(c)1972 Les Films du Losange
・短編作品
『紹介、またはシャルロットとステーキ』
『ベレニス』※日本初公開
『ヴェロニクと怠慢な生徒』
『パリのナジャ』
『ある現代の女子生徒』
『モンフォーコンの農夫』
配給:コピアポアフィルム
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
公式サイト:rohmer-sixcontesmoraux.jp
公式Twitter:@ericrohmer2021