成田凌、初日舞台で衝撃的な行動に! 『おちょやん』大切な人の存在を印象づける第12週

成田凌、初日舞台で衝撃的な行動に! 『おちょやん』大切な人の存在を印象づける第12週

 NHKの連続テレビ小説『おちょやん』が第12週初日を迎え、一平(成田凌)が、みつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の結婚を参考に新作「若旦那のハイキング」を書き上げ、前座で千代(杉咲花)と舞台に立つことに。この頃、警察の検閲が厳しくなり、男女の恋愛場面が書き直されてしまう。舞台初日に一平が舞台上で起こした行動も衝撃的だったが、「岡安」と「福富」の夫婦が見せた夫婦観や親心が心に残る回でもあった。

 千代は前座で結婚を反対された恋人役を演じることになり、一平の新作のモデルとなったみつえと福助を真剣な表情で見つめていた。

 そんな千代の思惑とは異なり、仲睦まじい二人を心配そうに見つめていたのが宗介(名倉潤)だ。結婚から一月経つまでに何があったか語られなくとも、宗介が親心から「福富楽器店」に入り浸っていることが伝わってくる。名倉が見せるハラハラした表情と、二人の間に割って入る時の「みつえ、コーヒーおかわり!」の台詞回しが、みつえを思う宗介の温和で優しい性格を物語っていた。

 一方、福松(岡嶋秀昭)は二人の仲に関しては余裕な表情を見せている。しかし菊(いしのようこ)とみつえが仲良くその場を立ち去り、福助が「なんで僕が悪者になんねんや」と嘆くと、福松は言い聞かせるように「福助、それが結婚や」と言う。自身の経験を語るかのようななんとも言えない渋い表情がコミカルだ。それに同意するかのように宗介もまた「結婚と書いて忍耐と読む」と言ったが、宗介も福松も妻に頭が上がらないことが際立つ演出となり、面白かった。

 菊とシズ(篠原涼子)のみつえへの対応も印象深い。菊の厳しい物言いから「嫁いびり」かと思われたが、「今日もお料理教えとくなはれ」とみつえが笑いかけると、「ええ心がけや。ほな、こっちおいで」と二人仲良く去っていく。この時菊が見せた少し柔和な表情や去り際の「ほんま男どもいうもんわ」「ほんまだすなあ」という会話のテンポの良さから、菊が「福富」に来た義娘を大切にしていることがうかがえる。はたまたシズは、お茶子たちからもバレバレなほどみつえのことをずっと気にしている。ソワソワしながら千代にみつえの様子を聞き出す姿は可愛らしい。

 第12週初日は、舞台上で一平が千代にキスをする衝撃的なシーンで終わったが、千代の大切な家族であるヨシヲ(倉悠貴)と思しき人物も登場した。第12週は夫婦や家族、大切な人の存在を印象づけるパートになるだろう。初日で描かれた「岡安」家と「福富」家の様子も、何か物語の鍵になるのかもしれない。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おちょやん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥ほか
語り:桂吉弥
脚本:八津弘幸
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
音楽:サキタハヂメ
演出:椰川善郎、盆子原誠ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/ochoyan/

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