長瀬智也、盟友・宮藤官九郎とのタッグに期待を煽る!? 「いままでとは違う描き方に」
1月22日よりスタートする金曜ドラマ『俺の家の話』のオンライン制作発表会見が1月18日に行われ、主演を務める長瀬智也をはじめ、戸田恵梨香、永山絢斗、江口のりこ、桐谷健太、西田敏行、脚本を担当する宮藤官九郎が出席。長瀬は盟友・宮藤とのタッグに強い意気込みを述べた。
本作は、人気脚本家・宮藤官九郎が手掛けるオリジナルストーリー。長瀬演じる峠を越えた現役プロレスラー観山寿一が、反目し続けていた能楽の人間国宝である父・寿三郎(西田)の介護のため現役生活を引退し、名家の大黒柱として奮闘する姿を描く。
長瀬と宮藤のタッグと言えば、2000年に放送された『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)や、2005年放送の『タイガー&ドラゴン』(TBS系)など、破天荒な主人公が熱い思いをスパークする、個性的な作品を世に送り出しているが、長瀬は「これまでも二面性のある役を演じてきたことはありましたが、今回は伝統芸能である能と、海外で生まれたプロレス。いままでと違う形の描き方かなと思っていた。実際撮影に入ると、いままで味わったことのないような感覚でした」と変化を述べる。
さらに長瀬は「官九郎さんが書いてくれたメッセージを発したときに感じる思いは、いままで通り変わらないのですが、お互い年を取ってシンプルなセリフも、若いときには表現できなかったニュアンスを感じることもあり、感慨深い気持ちでしたね」と満足感をにじませる。
宮藤も変化は感じているようで、「年末年始に『池袋ウエストゲートパーク』や『タイガー&ドラゴン』の再放送を観ていたのですが、若いときのテンポやセリフの切れをいつまでも意識していてもしょうがないと思ったので、タッチもこれまでと全然変わってくると思っていた」と語ると、本作では長瀬演じる寿一のナレーションが多いことに触れ「いままでは思ったことをすぐ言う役だったので、心の声はいらなかった。でも今回は言いたいことを言えない人物ということが重要だったので、モノローグが増えています。長瀬くんの不器用な感じがいいんですよね」と笑顔を見せていた。