2021年はこの映画に期待? 今年スクリーンで観られそうなハリウッド大作映画の共通点

2021年はこの映画に期待? 今年スクリーンで観られそうなハリウッド大作映画の共通点

4月には延期に延期を重ねた大作がやっと公開……される?

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(c) 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

 さて、4月以降の公開予定作品は少しトリッキーだ。29日にはマーベル作品『ブラック・ウィドウ』がアメリカに先駆けて公開予定、また全米では2日に『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』、日にち未定で『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開予定となっているが(『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の日本公開は2021年公開月未定)、それも今のところの話。というのも、この3作品が1月11日時点でまたアメリカ公開が延期になる可能性があると、Varietyが報道したからだ(参照:Hollywood Prepares to Delay Another Slew of Blockbusters|Variety)。

 『ノー・タイム・トゥ・ダイ』はシリーズ25作目、『ジェット・ブレイク』は9作目、『ブラック・ウィドウ』はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)24作目となる。どれも人気シリーズの最新作というだけあって、ファンとしては一刻も早く劇場スクリーンで観たいところ。さすがに日本国内で言うと『ブラック・ウィドウ』は『ムーラン』のように、延期の末の配信のみという流れにはならないと思うが、米国ではDisney+での配信公開オンリーになる可能性だって十分ある。予算の高い大作は、配信の料金だけでは回収しきれない。劇場公開をして興収を上げていきたいところだが、一体どうなってしまうのだろう。

5月以降も話題作が盛りだくさん! HBO Max問題とケリをつけた作品も公開

『GODZILLA ゴジラ』(c)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

 5月にはライアン・レイノルズ主演のアクションコメディ『フリー・ガイ』が21日に公開予定だ。なお、アメリカでは、モンスターバースシリーズ第4弾となる『GODZILLA VS. KONG(原題)』も同日公開を予定している(『GODZILLA VS. KONG』の日本公開は2021年公開月未定)。『フリー・ガイ』は、ゲームのモブキャラが主人公になろうと、自分の運命に抗う物語。老若男女楽しめそうで期待できる。殺伐としたコロナ渦のなかでも、いい笑いを堪能できそうだ。『GODZILLA VS. KONG』は、昨年末に突如ワーナー・ブラザースが「2021年公開予定の新作映画を劇場公開と同時にHBO Maxに配信する」と発表したことで、荒れに荒れた渦中の作品である。製作会社のレジェンダリー・ピクチャーズの同意なくしての決断だったが、年があけてようやく彼らがワーナーの同時配信公開に同意した模様。日本にはHBO Maxがまだ上陸していないため、そのまま劇場公開されるだろうが、配信の影響を受けた興収がどのように変化するのか注目したい。

 それ以降、現時点で公開が決定しているハリウッド大作は『ジャングル・クルーズ』(8月13日公開)、マーベル・スタジオ作品『エターナルズ(原題)』(10月29日公開)、『ウエスト・サイド・ストーリー』(12月10日公開)というラインナップ。『ジャングル・クルーズ』はディズニーランドの人気アトラクションを映画化したもので、みんな大好きロック様ことドウェイン・ジョンソンが主演を務めるアドベンチャー作品だ。

映画『ジャングル・クルーズ』最新映像

 『エターナルズ』はフェーズ4から初めてMCUに参加する作品となっており、宇宙の原始的な存在セレスティアルズが生み出した種族、エターナルズについての物語。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で登場したエゴがセレスティアルズだったこと、そしてあのサノスもエターナルズの末裔という設定があるなど、過去の作品との繋がりは盛りだくさん! また、アンジェリーナ・ジョリーをはじめ、『ウォーキング・デッド』のローレン・リドロフ、『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』のクメイル・ナンジアニ、『フリーダ』のサルマ・ハエック、『悪人伝』のマ・ドンソクなどが出演。おそらく、MCU作品の中で最もダイバーシティな映画になるだろう。

 スティーヴン・スピルバーグ監督が、人気ミュージカルを再び映画化する『ウエスト・サイド・ストーリー』も楽しみだ。主演のトニー役に『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートを迎えた本作は、あらすじを含めた大部分が元の舞台や1961年に公開された『ウエスト・サイド物語』と同じだと考えられる。音楽も61年版のものを作曲したレナード・バーンスタインが続投し、『世にも不思議なアメージング・ストーリー』でスピルバーグとタッグを組んだデヴィッド・ニューマンがそこにアレンジを加える。

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