藤原大祐×奥平大兼×宮世琉弥、『恋する母たち』のフレッシュな注目株 息子たちの行方はいかに?

藤原×奥平×宮世の『恋母』息子トリオに注目

宮世琉弥(みやせ りゅうび)

 人気落語家・今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)と本気の恋に落ちた蒲原まり(仲里依紗)の息子・繁秋を演じるのは宮世琉弥。家の中でもヘッドホンをつけて過ごす繁秋は、母親にキツく当たるなど反抗期真っ只中。一方で、友達の前では母をかばう素振りを見せるなど、本音は裏腹という繊細な役どころだ。第4話では、テレビで丸太郎の落語を鑑賞するまりの姿を目撃し、「落語なんか見るんだ」とぽつり。後に「落語家になろっかな〜」と夢を語っていただけに、今後は丸太郎との関係にも注目していきたい。

 宮世は、かつてボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーとしても活躍。2020年1月に同グループを卒業し、俳優一本に絞って新たなスタートを切った。そして本作で、ゴールデンタイムの連続ドラマに初レギュラー出演。資生堂『シーブリーズ』や『カルピス』のCMでは、とびきり爽やかな高校生に扮していた宮世だからこそ、本ドラマで見せる影のある表情には毎度毎度ドキッとする。

 力強い眼差しと、中性的かつ美しいビジュアルで、観る者を独自の世界観へ引き込む宮世。2021年1月にスタートする藤原竜也、真木よう子出演の火9ドラマ『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』(カンテレ・フジテレビ系)に生徒役で出演することも決定しており、ますます活躍の場が増えていきそうだ。

 『恋する母たち』では、それぞれ息子としての顔と、友人と過ごす高校生としての顔を披露している3人。彼らの日常をサイドストーリーとして追うことで、3人の母親たちの物語にも奥行きが出てくるからおもしろい。大人な恋の行方と、息子たちのこれから、そして、藤原、宮世、奥平という伸びしろしかない役者たちの今後に期待したい。

■nakamura omame
ライター。制作会社、WEBサイト編集部、専業主婦を経てフリーライターに。小学生男児2人の母。ママ向け&エンタメサイトを中心に執筆中。Twitter

■放送情報
金曜ドラマ『恋する母たち』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:木村佳乃、吉田羊、仲里依紗、小泉孝太郎、磯村勇斗、森田望智、瀧内公美、奥平大兼、宮世琉弥、藤原大祐、渋川清彦、玉置玲央、矢作兼、夏樹陽子、 阿部サダヲ
原作:柴門ふみ『恋する母たち』(小学館 ビックコミックス刊)
脚本:大石静
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:佐藤敦司
演出:福田亮介
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS

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