NHK大河ドラマ、前代未聞のキャスト発表 大泉洋、菅田将暉ら出演の『鎌倉殿の13人』に感じる気概

 11月16日から20日の5日間にわたり、2022年に放送されるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のキャスト発表が番組公式Twitterで行われた。

 NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学んだ二代目執権・北条義時を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。『新選組!』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が脚本を手掛ける。

 まずは、その異例の発表形式。『鎌倉殿の13人』公式Twitterアカウントで行われたキャスト発表は、脚本を手掛ける三谷が、それぞれの役柄とキャストを1人ずつ動画で詳細に説明していくかたちに。しかもその動画は、1時間おきに1日4人ずつ、5日間を通して投稿されるという前代未聞の発表となった。

 ドラマ評論家の成馬零一氏は、この発表形式について、三谷のショーランナーとしての仕掛けなのではと語る。

「キャストの発表を、ここまでイベント化したのは凄いことですよね。ネットニュースをうまく使って、キャラクターひとりずつをフィーチャーして、ここまで派手に紹介していくというのは、今までになかったことだと思います。現在放送中の『麒麟がくる』の、キャラクターごとに派手なビジュアルのポスターを作って発表する展開など、近年の大河ドラマは宣伝のイベント化が面白いのですが、何より、今回のような大胆な戦略が取れたのは、三谷さん自身が、作品の宣伝を自分でおこなえる特殊な脚本家で、看板のような役割をしているからですよね。主演やメインキャスト以外の出演者も、大々的に発表されるのは、嬉しいですよね。役者に愛される三谷作品ならではのことですね。同時に今回の発表からは、興行として『絶対に外せない』という気概を感じます。『新選組!』と『真田丸』の経験を経て、大河ドラマをヒットさせる上で何が必要かを理解した上で戦略的に展開している。『鎌倉殿の13人』の中心となる鎌倉幕府の話は、誰もが詳しく知っているという有名な話ではないので『まずは入念な“仕込み”が必要だ』と考えたのかもしれません」

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