玉木宏、綾野剛、松坂桃李ら“アウトロー俳優”の系譜を追う “悪い”オーラが生むギャップの魅力

玉木宏、綾野剛、松坂桃李ら“アウトロー俳優”の系譜を追う “悪い”オーラが生むギャップの魅力

 屈強なアウトローというのももちろん魅力的ではあるが、顔立ちが凛々しく整った美形俳優だからこそ放たれるどことない儚さを携えたアウトローというのは、意外性もあり殊更魅力的に映るものだ。玉木も『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)でイケメン俳優としての地位を絶対的なものにし、その後も三枚目な役柄を厭わないキャラクター性で好感度が高く、時代劇などで落ち着いた演技もこなしてきただけに、“悪い”オーラを放つアウトローな役柄となれば否応なしにギャップが生まれ、作品にとっても俳優キャリアにとってもプラスになるというわけだ。

 もちろん、このようにイケメン俳優からアウトロー俳優へステップアップしていく道筋が切り開かれていくことは、俳優界全体にとっても大いにプラスに働くことだろう。将来性のありそうな若手俳優たちがひしめき合っているとはいえ、彼らがゆくゆくはどんな俳優に成長するのか具体的なイメージがつかないのが正直なところだ。中にはライダー出身俳優など身体能力の高さを備えた者も数多くおり、彼らがアウトローな役柄もこなす俳優へと転身を遂げれば、日本の映画やドラマはこれまで以上に豊かなものになるような気がしてならない。

■久保田和馬
1989年生まれ。映画ライター/評論・研究。好きな映画監督はアラン・レネ、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
公式サイト:https://www.ytv.co.jp/gokushufudo/
公式Twitter:https://twitter.com/gokushufu_drama
公式Instagram:https://www.instagram.com/gokushufu_drama
公式LINE:https://lin.ee/d5BOlPr

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