ドラァグクイーンに憧れる高校生を描く 英国大ヒットミュージカル映画化『ジェイミー!』公開へ

 大ヒットミュージカルを映画化した『Everybody’s Talking About Jamie(原題)』が、『ジェイミー!』の邦題で2021年に公開されることが決定した。

 

本作は、ブロードウェイと並んでミュージカルの二大聖地とされるロンドンのウエスト・エンドで2017年の初演からいまも愛され続ける大ヒットミュージカル『Everybody’s Talking About Jamie』を映画化したもの。BBCが制作したドキュメンタリー『Jamie: Drag Queen at 16(原題)』からインスパイアされ制作された実話がベースの物語となっている。ミュージカルは2018年、英国で最も権威のある演劇賞と言われるローレンス・オリヴィエ賞の5部門にノミネート、ワッツ・オン・ステージ・アワードでは3部門の受賞を果たしている。

 ドラァグクイーンに憧れる16歳の高校生、ジェイミー・ニューは、母親から真っ赤なヒールをプレゼントされたことを機に、高校のプロムにドラァグクイーンとして出席する夢を抱きはじめるも、学校や教師からの猛反対を受けてしまう。マイノリティに理解のない学校や教師からの心ない言葉、ジェイミーのことを理解できない父親との確執など、多くの困難を乗り越えながら、それでもなお、自分らしくあろうとするジェイミーの姿を描く。

 主人公のジェイミーを、5000人のオーディションから選ばれたマックス・ハーウッドが演じる。ハーウッドはこれまで映画への出演歴はなく、本作が本格的なデビュー作となる。監督を務めるのは、舞台版で演出を務めたジョナサン・バターレル。全米公開は2021年2月26日を予定しており、日本公開日は決定次第発表される予定だ。

 あわせて公開された本国のティザービジュアルでは、水色の色彩とともに瞳が切り取られた印象的なデザインとなっている。

■公開情報
『ジェイミー!』
2021年公開
監督:ジョナサン・バターレル
脚本:トム・マクレー
出演:マックス・ハーウッド、サラ・ランカシャー、リチャード・E・グラント
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2020 20th Century Studios. All rights reserved.

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