ホン・サンス作品手がけたプロデューサーが監督に 『チャンシルさんには福が多いね』公開決定
キム・チョヒ監督の長編デビュー作『チャンシルさんには福が多いね』が、2021年1月8日に公開されることが決定した。
長らくホン・サンス監督のプロデューサーとして活動してきたキム・チョヒが、自身の体験を投影して監督した本作は、プロデューサーとしてずっと下支えてきた映画監督が急死したことで失職し、気が付けば家も男も子供も、青春さえも棒に振ってきたアラフォー女子の主人公チャンシルに、ある日思わぬ恋の予感が訪れる、オフビートなラブコメディ。
第24回釜山国際映画祭にて、韓国映画監督組合賞、CGVアートハウス賞、KBS独立映画賞の3冠を達成し、主演のカン・マルグムも韓国のゴーロデングローブ賞と呼ばれる「百想芸術大賞」で映画部門女性新人演技賞を受賞と高評価を獲得した。また、ドラマ『愛の不時着』で「耳野郎」と呼ばれる盗聴係を演じたキム・ヨンミンが、某香港大スターだと言い張る男の役で出演している。
さらに、日本での公開決定を受けて、キム・チョヒ監督、カン・マルグム、そしてキム・ヨンミンからコメントが到着。監督は「私はとても日本の皆さんにお会いしたいと願っています。だって私が最も尊敬する小津安二郎監督の国なのですから」と嬉しさを寄せている。
コメント
キム・チョヒ監督
来年1月に私の映画が公開されると伺いました。私はとても日本の皆さんにお会いしたいと願っています。
だって私が最も尊敬する小津安二郎監督の国なのですから。当然ではありませんか! そして、私の映画を観て感じたことを皆さんに直接聞いてみたいです。その夢が実現することを願っています。
カン・マルグム
日本では1月に『チャンシルさんには福が多いね』が公開されると伺いました。チャンシルたちと一緒に福いっぱいの2021年がスタートすることを願っています。ありがとうございました。
キム・ヨンミン
『チャンシルさんには福が多いね』は、個性的なキャラクターを通して、暖かい癒しを与えてくれる映画です。この映画を見て、チャンシルと同じように、日本の皆さんに新たな出会いがあることを願っています。
■公開情報
『チャンシルさんには福が多いね』
2021年1月8日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷・ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにてロードショー
出演:カン・マルグム、ユン・ヨジュン、キム・ヨンミン、ユン・スンア、ぺ・ユラム
監督・脚本:キム・チョヒ
プロデューサー:ソ・ドンヒョン、キム・ソンウン
撮影:チ・サンビン
編集:ソン・ヨンジ
録音:パク・ジョンウ
音楽:チョン・ジュンヨプ
主題歌:イ・ヒームーン
配給:リアリーライクフィルムズ+キノ・キネマ
配給協力:アルミード
後援:株式会社東京現像所
2019年/96分/韓国語/カラー/DCP・BD
(c)KIM Cho-hee All RIGHTS RESERVED / ReallyLikeFilms