『フラーハウス』完結に吹替版キャストが思いを寄せる 過去の名シーン切り取った予告編も
8月20日よりファイナルシーズンの配信が開始されるNetflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』。日本語吹替版の予告編と吹替声優陣からのコメントが公開された。
本作は、1987年から 1995年にかけて放映された大人気ファミリードラマ『フルハウス』のその後を描いた作品。『フルハウス』では、妻に先立たれたダニーが3人の娘たちを育てるために義理の弟ジェシーと親友のジョーイと繰り広げる笑いと感動の共同生活ドラマが描かれた。本作は、タナー家族のその後を描いたストーリーとなり、オリジナルでは幼かったタナー家の長女 D.J.と次女ステファニー、そして D.J.の親友キミーが大人の女性になり、お馴染みのメンバーも再登場。物語は男3人から女3人の子育て奮闘記へと展開し、新たな家族の笑いと涙の成長物語が描かれている。
今回、『フルハウス』から数えて約30年の物語に幕を下ろすことを受け、堀内賢雄、大塚芳忠、山寺宏一、坂本千夏、大谷育江、伊藤美紀、6名の日本語吹替版声優陣によるコメントが到着。ジェシー役の堀内は、「私の人生においても大きな影響がありました。子育てを含め様々な歓びや挫折を味わいながら、すべてを家族で共有しながら分かち合う姿。とても励みになりました」と語る。
さらにダニー役の大塚は、「30年前、まだまだ声優として駆け出しで、業界を右往左往している頃に突然抜擢されたダニー。演技ということについては全て、この作品を演じるうちに身についたと言っても過言ではありません」と、自身の声優人生の中で大きな転換点となった本作に感謝の意を表し、その思い出を振り返る。
ジョーイ役の山寺も「今回がファイナルなんて寂し過ぎますが、こんな時だからこそ忘れちゃいけない『家族の絆』と『ユーモア』が満載のこの作品を、沢山の方々に観て頂きたいです!」とコメント。ステフ役の大谷は「ステファニーは分身であり親友のような、特別な存在です」と語り、キミー役の伊藤も「こんなにも素敵な作品に出会えたこと、感謝と喜びの気持ちでいっぱいです」と、作品とキャラクターの大きな存在に言及した。そして D.J.役の坂本は「吹き替え版を待ってくださってるみなさんに早く観て欲しい気持ちと、録り終えてしまったら本当に最後なんだという気持ちを抱えて、収録に臨みました」と思いを明かした。
あわせて公開された予告編は、30年分の過去の名シーンとファイナルシーズンの映像がクロスオーバーし、情感たっぷりに切り取られている。
コメント
堀内賢雄(ジェシー・カツォポリス役)
『フルハウス』という作品で、ジェシーおいたんの吹き替えを担当することになって、私の人生においても大きな影響がありました。それはドラマと同じように私自身にも言えることですが、子育てを含め様々な歓びや挫折を味わいながら、すべてを家族で共有しながら分かち合う姿。とても励みになりました。きっとファンの皆様も同様でしょう。たくさんの人達に「『フルハウス』を見て育ちました」「『フラーハウス』見てますよ」と声を掛けられます。いつの時代になっても色褪せない昨日の魅力、それは、昨品のテーマである家族の絆が永遠に不滅だからでしょう。こんな、素敵な作品に参加できたことを誇りに思います。ファンの皆様本当にありがとう御座います。タナー家は永遠なり。
大塚芳忠(ダニエル・アーネスト・タナー役)
いよいよフィナーレです。30年……実に30年になるんですね。沢山のことが胸に迫って来ますがとにかく今は寂しくて、どこかにポカンと穴が開いてしまった気持ちです。30年前、まだまだ声優として駆け出しで、業界を右往左往している頃に突然抜擢された『フルハウス』父親役のダニー。とにかく難しいことは考えず無我夢中でやろうと考えたことを覚えてます。スタジオのメンバーが作ってくれるムードをひたすら楽しもうと。子ども達の可愛さ、ジェシーのカッコよさ、ジョーイのおとぼけ。そして必ずホロリとさせられる家族間のストーリー。あっという間『フルハウス』は大評判になり、チーム全員幸せでした。毎週の録音が夢のように楽しかった。『フルハウス』から沢山のことを教わりました。演技ということについては全て、この作品を演じるうちに身についたと言っても過言ではありません。作品の中で子ども達はどんどん成長していきますが、私達日本のキャストも、それをなぞるだけで自然に成長出来たと思っています。この作品に出会えた幸福をあらためて考えています。巡り会わなけばどうなっていたんだろうと今更ながらゾッとします。今シーズンでフィナーレということになりましたが作品が我々の心から消えることはありません。『フルハウス』『フラーハウス』は人を想う真の優しさとは何かを教えてくれました。そして、人生を
楽しむことも。『フルハウス』『フラーハウス』のくれた宝物を大事に胸に抱いて、これからも生きていこうと思っています。ありがとうございました。
山寺宏一(ジョゼフ・アルヴィン・グラッドストーン役)
思い出が目一杯詰まった特別な作品『フルハウス』。その続編となる『フラーハウス』が制作されると聞いた時は「まさに夢のようだ」と思いました。レギュラー出演では無かったけど、参加出来て本当に嬉しかったです! 宝物がまた一つ増えました! 今回がファイナルなんて寂し過ぎますが、こんな時だからこそ忘れちゃいけない「家族の絆」と「ユーモア」が満載のこの作品を、沢山の方々に観て頂きたいです! 是非、たくさん笑って、たくさん泣いて下さい!
坂本千夏(ドナ・ジョー・マーガレット・タナー役)
フルハウスが終了して、20年。同じ役を担当させていただけるなんてこんな幸せなことはありません。少女は大人に、お兄さんはおじさんに、パパはおじいちゃんになりました。変わっていくものと、決して変わらない大切なもの。私にとって特別な作品です。吹き替え版を待ってくださってるみなさんに早く観て欲しい気持ちと、録り終えてしまったら本当に最後なんだという気持ちを抱えて、収録に臨みました。家族のみんなに会いたい!
大谷育江(ステファニー・ジュディス・タナー役)
30年間、可愛くておしゃまでカッコいいステファニーと素敵な仲間たちと一緒に宝物のような時間を送らせていただきました。ステファニーは分身であり親友のような、特別な存在です。作品は幕を閉じますが、彼らはきっとこの世界のどこかで、やかましくも温かい日常を送っているような気がします。またいつか、この素敵な家族に出会える日を願って……。
伊藤美紀(キンバリー・ルイーズ・ギブラー役)
フル・フラーハウスを愛し応援して下さった皆様、長い間本当にありがとうございました。私達声優陣もこのファミリーが大好きでした! キミー・ギブラーは私の分身。彼女のユニークな演技に負けないテンションで、そして、よりキミーが面白く輝けるように声で演じることは、苦労もありましたが、とても楽しく演りがいタップリ! でした。アメリカのキャストの皆さんと実際に会えたことも最高の思い出です。声優人生で、こんなにも素敵な作品に出会えたこと、感謝と喜びの気持ちでいっぱいです。次は「フレスト」ハウスかな!?笑
■配信情報
Netflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』
シーズン1~5独占配信中
シーズン5エピソード11~18日本語吹替版は8月20日(木)より配信開始