『ワイルド・ローズ』トム・ハーパー監督&ジェシー・バックリーが主題歌を絶賛
6月26日全国公開の映画『ワイルド・ローズ』のトム・ハーパー監督とジェシー・バックリーよりコメントが届いた。
本作は、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞インディペンデント映画トップ10に選出され、主演のバックリーが本年度英国アカデミー賞(BAFTA)主演女優賞ノミネート、主題歌「Glasgow」が本年度アカデミー賞主題歌賞ショートリスト選出、放送映画批評家協会賞の主題歌賞にもノミネートされた人間ドラマ。
溢れる才能とカリスマ性、大胆さを持つローズ=リン・ハーランは、グラスゴーを出てカントリー歌手になることを夢見ていた。だが、刑務所から出たばかりで、二人の子供を抱えるシングルマザーの彼女にとって、夢の舞台はあまりにも遠い場所。家政婦として資産家のスザンナの家で働き始めるローズ。彼女の歌を聞いたスザンナは、その才能に感銘を受け、彼女を応援することに。夢に近づくチャンスが到来し、彼女は家族とスターへの道の間で選択を迫られるのだった。果たして、ローズは夢の舞台へ辿り着けるのか。
『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のハーパー監督がメガホンを取り、2017年英国アカデミー賞テレビ部門で6部門にノミネートされたドラマ『戦争と平和』以来のバックリーとのタッグが実現。ローズの母親役をジュリー・ウォルターズ、ローズに手を差し伸べる資産家のスザンナ役をソフィー・オコネドーが演じた。
アカデミー賞のショーリストにも残った本作の主題歌「GLASGOW」は、劇中でローズを演じるバックリー本人が実際に歌唱を担当。バックリーは「カントリーミュージックの歌詞は特別で、良い歌は『3つのコードと真実』から構成されていて、人々の魂に入り込み感動を呼び起こします。『GLASGOW』はローズの母親が初めて聞いた彼女の歌です。ごめんねとありがとう、愛している、私たちは家族だという気持ちを込めて、ローズはこの歌を母親の為に書いています」と、歌に込められた想いについて解説している。
映画のクライマックスを飾る「GLASGOW」は、『メルビンとハワード』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のメアリー・スティーンバージェンが作った楽曲。ハーパー監督は「突然ある人物の曲がローズのキャラクターを掴みました。それが大女優であるメアリー・スティーンバージェンだったことにとても驚きました。でも女優である彼女が脚本を読んでその人物を理解し、音楽に反映したのは自然なことでもあります。彼女と組んで、最後の曲『GLASGOW』ができました。全ての楽曲は素晴らしい作曲家とミュージシャンによって作られ、この映画と、そしてカントリーミュージックの素直で誠実な本質にとてもぴったりなものとなりました」とコメントしている。
劇中のローズのバンドメンバーには、ネイル・マッコール、アリー・ベイン、フィル・カニンガムらミュージシャンが参加。イギリスに3人しかいないと言われるストライトギター奏者のネイルとの仕事に、バックリーは「ネイル・マッコールがいなかったらできませんでした。大好きな人です!」と明かしている。
■公開情報
『ワイルド・ローズ』
6月26日(金)全国ロードショー
監督:トム・ハーパー
脚本:ニコール・テイラー
出演:ジェシー・バックリー、ソフィー・オコネドー、ジュリー・ウォルターズ
配給:ショウゲート
2018/カラー/5.1ch/イギリス/スコープ/102分/原題:Wild Rose/字幕翻訳:中沢志乃
(c)Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018
公式サイト:www.wildrose-cinema.com