大泉洋、『ハケンの品格』東海林役は持ちネタを活かしたキャラに 様々な引き出しを使った役作り
ついに東海林(大泉洋)が胸の内を春子(篠原涼子)に伝える。『春子の物語 ハケンの品格2007特別編』第五夜(日本テレビ系)では、春子をめぐる三角関係が勃発。東海林と里中(小泉孝太郎)の男同士の殴り合いと友情、春子への気持ちが描かれる。
美雪(加藤あい)とマーケティング部が考えた「ハケン弁当」の企画は東海林が引き継ぐことに。さらに、桐島(松方弘樹)から気に入られている東海林にはお見合いの話まで浮上。しかし、東海林は春子への気持ちを諦めきれず、春子にプロポーズをする。
“とっくり”と“くるくるパーマ”と呼び合い、息のあった掛け合いを見せる春子と東海林だが、恋の方はなかなか進展しない。東海林のプロポーズに対して返事をしない春子の元には、東海林からの“アンケート”が届く。そこに東海林への気持ちを書きこんで東海林に渡した春子だが、素直でない春子はアンケート用紙の裏側に小さく電話番号を書いていた。東海林はそのことに気づかず、アンケート用紙を丸めて捨ててしまう。こうして2人の気持ちはすれ違ってしまった。
東海林役の大泉は、派遣に対しても、春子に対しても、里中に対してさえ横柄な態度をとる上昇志向の強いサラリーマンを演じる。一見、嫌な奴のように感じる東海林だが、大泉が演じるとどこか愛嬌があり憎みきれない。テンポのいい会話劇は耳心地が良く、キツいだけではなく“根は友達思い”で熱い性格であることが伺える。