『デジモンアドベンチャー:』はストーリーを完全一新 時代背景を映し出した新シリーズに

『デジモン』新作はストーリーを完全一新

 1999年に放送され一世を風靡した『デジモンアドベンチャー』のリブート作品『デジモンアドベンチャー:』(フジテレビ系)の第1話「東京デジタルクライシス」が、4月5日に放送された。

「ネットワーク。人と世界の未来を開き、加速を続けるその進化は、今、さらなる未知の領域へ繋がろうとしている」

 西暦2020年。ネットワークで異変が起き始めていることも知らず、子供会のキャンプの支度をしていた小学5年生の八神太一。そこに上の階に住んでいる4年生の泉光子郎がキャンプについて質問したいとやってくる。

 そこで太一のスマートフォンに流れてきた首都圏を中心にした大規模なサイバーテロのニュース。光子郎がタブレット端末を取り出して、タイムラインをチェックしていた光子郎は、ある情報を入手する。それは「東京の環状線がコントロール不能」という危機的な状況に陥っているということだった。

 それを聞いた太一は母親と妹のヒカリが渋谷で乗り換え中であることを思い出し、急いで2人のもとへと向かう。駅へと到着した太一と光子郎だったが、渋谷への行き方に苦慮。そこで太一はひとり改札を乗り越え、階段を駆け上がり助けに行くのだった。しかし、階段を登っていると突然“勇気の紋章”が輝きだし、「太一」と呼びかける謎の声が聞こえてくる。太一は現実世界とは異なる“ネットワークの世界”へと導かれるのだった。

「やっと会えたね。太一」

 気がつくと、太一の目の前にいたのは自らをアグモンと称するモンスターだった。

 太一とアグモンにサイバーテロを引き起こしたとされる原因のモンスターが襲いかかってくるが、アグモンの協力を得て応戦。そこで、現実世界に残されていた光子郎から通信が入り、太一がいる場所が“ネットワークの中の世界”、つまりデジタルワールドであることを知らされる。

 光子郎の協力もあり、残り1体まで追い詰める太一とアグモンだったが、突然そのデジモンが進化してしまう。苦戦を強いられ防戦一方になりながらも、太一は「デジヴァイス」を駆使して、アグモンをグレイモンへ進化を果たすことに成功。電車の衝突が迫り予断を許さない状況のなか、グレイモンは圧倒的な力を見せ、敵デジモンを撃破。無事に緊急停止プログラムが発動し、電車の衝突を回避することができたのだった。

 しかし、喜びもつかの間、新たにアメリカでデジモンによる米軍の戦術ネットワークが標的にされていることが光子郎から告げられるのだった。このままでは兵器の暴走による社会の崩壊が起こりかねない……太一らはこの危機をどう乗り越えるのか。

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