飯豊まりえ×稲葉友が明かす、映画『シライサン』が持つ新しい怖さ 「ホラー映画の良さをあえて削ぎ落とした」
飯豊「撮影中でカメラが止まっちゃうこともあった」
ーー「シライサン」のビジュアルがとんでもなく怖くて。映像越しでも見つめていられないような見た目ですよね。
稲葉:目が本当に怖いですよね。あの目になった途端に、意思疎通が取れなくなって立ち居振る舞いもどこか違って、こちらを見てくるような気がして。ジャパニーズ・ホラーの醍醐味ですよね。チェーンソーを持った筋肉隆々な男が物理的に襲いかかってくるのも恐ろしいですけど、未知なもので確実に怖いというのがシライサンの中に存分に詰まっているので、それを現場で体感できたのは貴重でした。
ーーシライサンに見つめられたら目を逸らさずにいれますか?
飯豊:一人じゃ無理かなあ。途中で諦めちゃいそう。名前を知っただけで呪われるって絶望的だよね。
稲葉:映画の序盤から大事な人が殺されていくからね。あれがないと話が始まらないんだけど、実は一番残酷だよね。
ーー染谷将太さんをはじめとして、色んな人がシライサンの怪談を話して聞かせるシーンもありました。怪談って話す人によって全然違う話のように聞こえてくるなと。
飯豊:友くんは怪談向いてるね。私は途中で笑っちゃうから上手くいかない(笑)。
稲葉:作品の中でいろんな人がシライサンの怪談を話すからね。(仁村)紗和ちゃんが。
飯豊:大変そうだった。
稲葉:染谷くんの演技を見た後に俺たち二人にシライサンの怪談を伝える役だったので、悩んでいましたね。
飯豊:怖がらせるの難しいよね。私たち二人はあまり叫んでないけど、周りの人は結構叫んでるからそれがありがたかった。
稲葉:俺たちあまり「うわー!」とか言ってないね。
飯豊:紗和ちゃんの叫びが100点満点でした。
ーーちなみに現場で一番怯えられていたのは。
稲葉:いやもう(飯豊を指差す)。
飯豊:私ですね絶対に(笑)。逆にみんななんで怖くないんだろうと。
稲葉:だから撮影中何か怖いことが起こると、それをいかにポップにするかを考えていました(笑)。
飯豊:途中でカメラが止まっちゃうこととかもあって。
稲葉:カメラのケーブルが映りこまないように、天井に這わせていたんですけど、それがシーンの終わりでちょうどバターンと落ちてきて、僕らは別に気にしてなかったんですけど、飯豊だけビビっていて(笑)。そういうのをポップにするために、逆になんでもシライサンのせいにしたらだんだん面白くなってきたんです。セリフちょっと噛んだら「シライサンのせいだわ」って。
飯豊:便利便利(笑)。
■公開情報
『シライサン』
全国公開中
出演:飯豊まりえ、稲葉友、忍成修吾、谷村美月、染谷将太、江野沢愛美ほか
脚本・監督:安達寛高(乙一)
配給:松竹メディア事業部
(c)2020松竹株式会社
公式サイト:shiraisan.jp
公式Twitter:@shiraisan_movie
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